北陸初の「高層 ZEH-M」認定取得の環境配慮型分譲マンション、大和ハウス:ZEH
大和ハウス工業は、「高層ZEH-M」認定を取得した環境配慮型分譲マンション「プレミスト西金沢ステーションフロント」の販売を2020年2月から開始した。マンション設備には、高効率エアコンなどを採用し、一般的なマンションと比較して、エネルギー消費量を30%削減する。
大和ハウス工業は、石川県金沢市で建設中の北陸3県で初のZEHマンション「プレミスト西金沢ステーションフロント」の概要を明らかにした。
ZEHマンションとしては、北陸3県で初
プレミスト西金沢ステーションフロントは、賃貸住宅や分譲マンションのZEH化を促進するために費用の一部を補助する環境省の「令和元年度 高層ZEH-M支援事業」に採択。ZEHマンションとしては、北陸3県で初となる。
マンション設備には、二重サッシや断熱材など建物の基本性能を向上させるとともに、最新の床暖房システムやエコキュートなどの高効率設備を導入。エコキュートやヒートポンプで床暖房が一体化した高効率エアコンにより、省エネ性能の向上を図り、同一規模の一般的な共同住宅と比較してエネルギー消費量を30%以上削減する。
また、冷暖房設備には、エアコンと連動したヒートポンプ式温水床暖房を採用。大気の熱を利用して温水をつくるヒートポンプで、エアコン暖房と床暖房の連動運動を実現した。従来のエアコンと床暖房と比べると最大15%のエネルギー消費量を削減する。
IoT機器では、スマートスピーカーを標準採用。全戸にスマートスピーカー「Google Home Mini」とスマートスピーカーを操作できるスマートリモコン「LS Mini」を設置し、Wi-Fiと赤外線を利用して音声でテレビやエアコン、照明などを操作することができる。
また、「トキ」「コト」「モノ」の3つのシェアサービスも採り入れ、快適な日常生活のサポートも行う。このうちトキでは、北陸の分譲マンションでは、北陸初のタイムズカーシェア(1台)を配置。
コトのシェアでは、1階に、カルチャースクールやワークショップを開くことができるレンタルスペース「パブリックルーム」を整備。さまざまな人が利用できる地域の施設として貸し出し、収益をマンションの共益費に充当するという。
3つ目のモノでは、自然豊かな石川県の山や海などをたのしめるキャンプ用品やDIYに利用できる工具セットなど、必要に応じて住民間でシェアできる「シェアストレージ」を用意。自宅に置くには大きくて保管しづらい「モノ」をシェアすることで、住環境をより快適に整える。
災害対策では、1階に防災倉庫を設置。倉庫内には、救助工具セットや簡易トイレ、スマートフォンの充電器など、防災備品を全世帯分常備している。エントランスホール横には、停電やライフラインが寸断された際に無償で飲料を提供できる自動販売機を置き、非常時に備える。
プレミスト西金沢ステーションフロントの概要は、所在地が石川県金沢市米泉町10丁目1番154。構造規模は、RC造、10階建て、建築面積は1122.03平方メートル延べで床面積は8614平方メートル。総戸数は90戸。販売価格は2900〜4900万円台。設計・施工はフジタが担当し、2019年7月16日の着工、2020年11月中旬の竣工を予定している。
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