ニュース
積水ハウスの都市型戸建て住宅「REGNUM COURT」がモデルの滝沢眞規子氏とコラボ:製品動向(2/2 ページ)
億邸(上物だけで1億円以上の戸建て住宅)がブームの兆しをみせている。これまで、富裕層は、セキュリティ面などを考慮し、億ションに住むケースが多かったが、管理組合の煩(わず)わしさや間取りに制約が生じることから、億邸へと趣向が移り変わってきている。こういった市場の変化を受け、富裕層向けに都市型戸建て住宅ブランド「REGNUM COURT」を提案する。
ホームパーティを気軽に楽しめる空間
滝沢氏は、新宿展示場のREGNUM COURTについて、「エアコンを壁の収納スペースに内蔵しておりデザイン性を高めていることや室内とバルコニーの間に段差が無く、移動しやすく奥行きが感じられる点を高く評価している」と述べた上で、プロデュースした部屋について解説した。
「自宅で食について考えることが多いため、今回、“食の王国”をテーマにREGNUM COURTの3階をスタイリングした。ホームパーティを気軽に楽しめる空間づくりにこだわり、バルコニーやカウンターキッチンでも気楽に飲食が行えるように、インテリアを配置している」(滝沢氏)。
続けて、「家具には木製のランプシェードなどを使用し、自然のぬくもりを部屋に与えている他、バルコニーには、植物とキャンドルを置き、リラックスしやすい空間にしている」とコメントした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 積水ハウスの全工程“一気通貫”CADプラットフォーム、業務別200以上のアプリを開発
積水ハウスは、住宅業界におけるITを活用した働き方の改革の取り組みを進めている。その象徴である2010年からプロジェクトがスタートした「邸情報プロジェクト」は、総額89億円を投じ、社内でこれまでバラバラに運用されていたCADシステムを一元化するだけでなく、開発から、設計、生産、施工、引き渡し、アフターケアまで全工程一気通貫の全社最適化を実現した。この成果として、年間87億円もの継続したコストダウンが達成されたという。 - ハウスメーカーが構想する“不動産ブロックチェーン”の可能性とインパクト
積水ハウスは、2020年以降を見据えた“住”関連ビジネスの基盤づくりを進めており、その一環としてブロックチェーンを活用した次世代不動産プラットフォームを構想している。プラットフォームには、通信会社、ガス会社、保険会社が参加しており、将来ビジョンでは水道や電力、行政などとの連携も視野に入れ、異業種間での新規サービスの創出を見込む。 - ドローンやロボットを使った“積水ハウス”の住宅点検サービス、54%の省力化で人手不足・高齢化を解消
積水ハウスは、ロボットやドローンを活用した戸建て住宅の点検システム「スマートインスペクション」を、2019年8月1日から全国29事業所のカスタマーセンターで順次スタートさせる。複数の先進機器を組み合わせ、遠隔で診断する点検システムは住宅業界で初だという。 - ZEH累積棟数で世界No.1、“植栽もスゴイ”【積水ハウス】が考える住宅の「環境戦略」
積水ハウスは、2050年の脱炭素を目指し、住宅分野で独自の環境戦略に取り組んでいる。主力となるゼロエネルギー住宅は、2018年度ベースで新築に占めるZEH比率は79%と国内で最多。その基本理念には、単純に省エネの実現だけでなく、顧客のことを考えた住みやすさやデザイン性も考慮し、事業戦略と一体で進め、一時的では無い持続可能性を持った取り組みとすることが掲げられている。