積水ハウスの都市型戸建て住宅「REGNUM COURT」がモデルの滝沢眞規子氏とコラボ:製品動向(1/2 ページ)
億邸(上物だけで1億円以上の戸建て住宅)がブームの兆しをみせている。これまで、富裕層は、セキュリティ面などを考慮し、億ションに住むケースが多かったが、管理組合の煩(わず)わしさや間取りに制約が生じることから、億邸へと趣向が移り変わってきている。こういった市場の変化を受け、富裕層向けに都市型戸建て住宅ブランド「REGNUM COURT」を提案する。
積水ハウスは2019年12月19日、S造地上3/4階建て都市型戸建て住宅「REGNUM COURT」を同年11月1日に発売したことを記念して、モデルの滝沢眞規子氏がスタイリングしたモデルルームを2019年12月21日から2020年2月2日まで公開することを発表した。
場所は、JR「新大久保」駅近くのハウジングステージ新宿展示場で、来場は予約制。REGNUM COURTモデルハウスの3階リビングやダイニング、キッチンが対象エリア。
フロアごとの間取りを自由に設計可能
2019年12月19日に都内で実施された記者発表会では、積水ハウス 商品開発部 鉄骨商品開発室長の藤田弘樹氏がREGNUM COURTの概要に触れ、滝沢氏がスタイリングしたモデルルームについて紹介した。
藤田氏は、REGNUM COURTについて、「家の周囲に外壁を設けることで住人のプライバシーを確保し、カーテンがいらない暮らしを実現した。積水ハウスオリジナルの“フレキシブルβシステム構法”を採用しており、通し柱のない構造で、フロアごとの間取りを自由に設計でき、顧客が求める空間の構築が容易だ。また、積水ハウスのトップクリエイター集団である“チーフアーキテクト”に代表される設計士たちが完全邸別に設計するため、顧客のこだわりなども反映させられる」と説明した。
加えて、「REGNUMはラテン語で王国を意味し、顧客の王国になれるようにREGNUM COURTと名付けた。富裕層へのアンケートを基に、食、芸術、育み、遊び、健やかという5つの王国をテーマに設けており、積水ハウスでは各テーマに則したライフスタイルを提案している。例えば、食では大人数のホームパーティーが開けたり、出張シェフを招ける空間を示している」と語った。
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