ニュース
建設業では受け入れが拡大する「外国人労働者」への依存度が高まる:業界動向(2/2 ページ)
ヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2019年11月分のマンスリーレポートを公表した。今回のトピックスでは、外国人労働者の動向をトピックスとして取り上げている。
就業者数は502万人で4カ月連続減
雇用関連の月次データでは、2019年9月の建設業就業者数は502万人(前年同月比96.9 %)と減少し、4カ月連続で前年同月を下回った。公共職業安定所(ハローワーク)の新規求人数は、7万2547人(前年同月比100.3%)と減少に転じた。
建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は前年同月比0.49ポイント上昇して、6.89倍となった。有効求人倍率は、52カ月連続で前年同月を上回っており、厳しい人手不足の状況は長期化している。
ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.51ポイント上昇して5.81倍となった。53カ月連続で前年同月を上回っており、建設技能工についても、厳しい人手不足の状況が長期化している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 大学新卒の建設技術者は前年比3.4%増の1.3万人、女性比率は22.4%で増加傾向に
ヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2019年10月分のマンスリーレポートをリリースした。今回のトピックスでは、文部科学省のデータをベースに建設技術者として就職した大学新卒者の動向についてまとめている。 - 建設業の給与水準6年連続で増加、他業種より改善が進む
ヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2019年5月分のマンスリーレポートをリリースした。今回のトピックスでは、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」から、建設業の給与額と労働時間の推移について、製造業や情報通信業と比較しながら紹介している。 - 市場分析や国交省の講演など建設業の問題をICTで解くセミナーを開催、ヒューマンタッチ総研
ヒューマンタッチ総研は、「建設業界を魅力ある業界へ 生産性向上と働き方改革」をメインテーマに掲げた建設技術者を対象としたセミナーを開催した。建設現場の最前線で活用されているICT技術やIoTネットワークインフラ、建設生産支援クラウド、話題となっているRPAの建設業界への導入についてなど、豊富な事例を交えて紹介した。 - IoT・生産性向上ソリューション講習会開催、ヒューマンタッチ総研
ヒューマンタッチ総研は、「建設技術者のためのIoT・生産性向上ソリューション講習会」を開催し、音声認識技術やウェアラブルIoT製品、ドローン点検などが紹介された。