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玉入れや溝掘削など3つの建機競技で技量を競い、アジアファイナリストを選出:2019キャタピラー グローバル オペレーターチャレンジ(2/2 ページ)
キャタピラーは、建機の操作技術を競うイベント「キャタピラー グローバル オペレーターチャレンジ」を開催することで、オペレーターのスキルアップなどを促進している。
ファイナリスト全9人で行うラスベガス大会
ボールシューティングは、308 NGHでのスラローム走行後に、同機でカラーコーンに乗せられた6つのボールをバケットですくい、ペール缶に入れ終わる時間を競う競技。時間計測は、地面がバケットから離れた瞬間に開始し、カラーコーンに置かれたボールは、機械中心線に対し逆側のペール缶に入れる。時間計測はバケットが指定の地点に接地するか、制限時間に達した時点で強制的に競技が終了する。
各種目にはペナルティーが設けられ、ペナルティーを受けた場合は終了時間に所定の秒数が付加され、3つの競技の複合タイムで最高の成績を出した出場者がファイナリストに選ばれた。
2020年3月のラスベガス大会は、カナダ・南北アメリカ大会から3人、ヨーロッパ大会から3人、アジア大会から3人のファイナリストが出場し、建機を使用し競技を行う他、新機種の発表やデモンストレーションも実施される予定だ。
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