調査リポート
大学新卒の建設技術者は前年比3.4%増の1.3万人、女性比率は22.4%で増加傾向に:業界動向(2/2 ページ)
ヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2019年10月分のマンスリーレポートをリリースした。今回のトピックスでは、文部科学省のデータをベースに建設技術者として就職した大学新卒者の動向についてまとめている。
厳しい人手不足の状況は変わらず
建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比で0.49ポイント上昇して6.81倍。有効求人倍率は51カ月連続で前年同月を上回っており、依然として厳しい人手不足は長期化している。
建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比で0.59ポイント上昇して5.73倍だった。52カ月連続で前年同月を上回っており、建設技能工についても人手が足りない状況は深刻化している。
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