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“フルハーネス時代”の「はしごの安全対策」を3Mが提案、わずか30分で設置完了建設現場の墜落防止対策(2/3 ページ)

“フルハーネス型”墜落制止用器具(旧名称:安全帯)の原則使用などを盛り込んだ関係政省令が2019年2月1日施行された。国内でもフルハーネス標準の時代に入ったことを踏まえ、スリーエム ジャパンは新たな墜落防止製品として、はしごに取り付けて、Dリング付きのフルハーネスと併用する垂直親綱シリーズを発売する。グローバルでは、80年以上もの歴史がある設備側の安全対策製品を市場に投入することで、フルハーネスだけではない、建設現場におけるトータルソリューションでの安全確保を提案する。

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はしごから「墜落・転落」の死傷事故は4700件が発生

 はしごは、工場、インフラ施設、プラント、橋梁など、メンテナンスや点検用途で、さまざまな場所に設置されており、厚労省のデータでは、死傷災害のうち、17%が「墜落・転落」で、このうち事故の起因物は「はしごなど」が22%を占め、2018年の事故件数では約4700件も発生している。


「3M DBI-サラ Lad-Saf 垂直親綱シリーズ」発売の背景 ※厚生労働省 労働災害統計 2018年

 一例として、フルハーネス先進国の米国では、個人用墜落防止または、はしご用安全システムの設置義務が2018年11月から新設・交換用を対象に始まっており、2036年11月までには経過措置を経て、既設のものも含む全てが規制に入るという。

 一方、国内では、「縦の親綱に関する義務化は設けられていないが、規制の有る無しではなく、より高い安全性のニーズに応えるため、Dリング付きのフルハーネスと併用する垂直親綱シリーズを発売する。ただ、現場で使ってもらえなければ意味がないので、実用性のある製品を展開し、現場での普及を促していく」(中辻氏)。


「3M DBI-サラ Lad-Saf 垂直親綱シリーズ」の製品構成

スリーエム ジャパン 安全衛生製品事業部 マーケティング部 マネジャー・下山和哉氏

 米国3Mでは、アンカーや設備側の措置に関しては、フルハーネスよりも長い80年以上の歴史を有しており、今回のブラケットセット、ケーブル、スリーブで構成される3M DBI-サラ Lad-Saf 垂直親綱シリーズにも、海外のアンカー規格「ANSI Z359.16」に適合している他、3Mオリジナルの特徴が多く備わっている。

 安全衛生製品事業部 マーケティング部 マネジャー・下山和哉氏は、新製品のプレゼンで、万一の落下時に衝撃を最小限に抑える「高い安全性」、スムーズにはしご昇降ができる「高い作業性」、常設のはしごへ後付けで簡単に取り付け可能な「施工の簡易性」の3つのポイントを示した。

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