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最新版「ARCHICAD 23」リリース、複雑な形状の柱と梁を自在にモデリングBIM(2/2 ページ)

BIMソフトウェア「ARCHICAD」の新バージョンが、2019年10月16日にリリースされる。最新版では、新機能の「開口ツール」が搭載され、設備用の開口モデリングが部材やフロアを越えて作成できるようになり、意匠・構造・設備の各分野をIFC形式で横断して整合性が図れるようになる。

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IFCファイルの読み込み/出力が迅速に

 他にも、以前のバージョンと比べると、最新版はレスポンスが速くなっているのと同時に、シームレスなワークフローの実現にも焦点が当てられている。ファイルサイズは小さくなったことで、BIMプロジェクトをより早く展開することができ、IFCファイルのエクスポートとインポートが迅速に行える。

 新しいスタートアップ画面には、最近使用したプロジェクトが表示され、複数のプロジェクトをワンクリックで開ける。開く際の警告などに邪魔されることもなく、一瞬で作業を開始し、必要なときにはアクションセンターでプロジェクトの管理を一元化して行える。各モデルビューをナビゲートする際は、タブのプレビュー表示で、スピーディーに図面やBIMモデルなどの必要な画面を表示可能だ。


アクションセンター 提供:グラフィソフトジャパン

オフィスビルの各図面とBIMモデル 提供:グラフィソフトジャパン

 ARCHICAD 23の価格は、レギュラー版(スタンドアロン版/ネットワーク版)が84万円。共同作業をしない、単体で主に作業をする中小の設計事務所やアトリエ系事務所向けのチームワーク機能(BIMモデルへの複数アクセス)の無い「ARCHICAD Solo」が34万5000円。オプションでは、設備系BIM作成のアドオン「MEP Modeler for ARCHICAD 23」が一般8万9800円、VIP会員7万2000円(全て税別)で提供される。

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