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機械式立体駐車場での危険な状況をリアルタイムで監視:検査・維持管理
大日本印刷は、画像カメラに写り込んだ注意すべき人物や物体をリアルタイムで表示する、機械式立体駐車場向けシステムを開発した。「DNPセキュア監視サービス」の1つとして、2019年12月に提供を開始する。
大日本印刷(DNP)は2019年8月20日、画像カメラに写り込んだ注意すべき人物や物体をリアルタイムで表示する、機械式立体駐車場向けシステムを開発したと発表した。独自の画像処理解析技術やセキュリティ技術とカメラを組み合わせた「DNPセキュア監視サービス」の1つとして、2019年12月に提供を開始。第1弾としては、虎ノ門ヒルズビジネスタワー機械式立体駐車場への導入を予定している。
本システムは、映像の画像処理により人物や物体の動きや静止状態、物体などの置き忘れや持ち去りなどを検出、追跡表示するソフトウェア。カメラ、検出用PC、確認用モニターなどとセットで提供する。
安全機能の特化により軽量な画像処理のみで、少ない遅延でリアルタイムでの表示が可能。また撮影している映像を解析するため、カメラや撮影した映像の保存・管理ソフトなどを選ばない。
機械式立体駐車場での事故要因の8割は「無人の場所での確認不足」という報告があり、国土交通省のガイドラインのもと施設管理企業は駐車場係員によるカメラ映像の確認やセンサーによる安全対策を講じてきた。しかし、駐車場係員の負荷が大きく、見逃しや対応不能が課題だった。
大日本印刷は、DNPセキュア監視サービス全体として2021年度までの3年間で18億円の売り上げを目指すとしている。
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