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技研ヨーロッパがオランダ本社を増築、欧州でインフラ案件獲得を目指す:産業動向(2/2 ページ)
技研製作所グループは、海外売り上げ比率を全体の7割と掲げ、欧州市場での受注拡大を目的に、オランダで新工場と事務所棟を新設する。欧州の拠点強化を図り、独自の圧入技術を用いた構造物を急速に構築できるインプラント工法を武器に、オランダで年13億ユーロの投資が計画されている堤防補強工事などの受注を目指す。
欧州における圧入ビジネスの営業/教育/物流の中核拠点に
新工場の設備は、揚程10メートル、定格荷重最大30トンのクレーンを2基配備し、圧入機の検査や搬出入を効率化させ、大型の回転切削圧入機「ジャイロパイラー」の整備もできる十分な広さと高さを確保する。
また、従来の販売機/レンタル機のメンテナンス機能に加えて、欧州への部品供給を一元管理する拠点と位置付けている。最新の実機を展示するスペースも設ける他、隣接する新事務所棟は営業プレゼン、メンテナンス、操作技術が研修可能な施設とし、欧州における圧入ビジネスの営業/教育/物流の中核拠点とする。
オランダ・アルメーレ本社増築工事の概要は、新工場の建築面積が2811平方メートル(既存工場1522平方メートル)、新事務所棟は2階建てで建築面積342平方メートル、延べ床面積611平方メートル。投資額は約900万ユーロ(約11億円)を見込み、工期は2019年7月に着工し、2020年3月に完成する予定。
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