東宝は、東京・千代田区有楽町一丁目の「東宝ツインタワービル」の建て替えを計画している。投資額はおよそ90億円を見込む。
設計・施工は竹中工務店で、11階建てオフィスビル新築
東宝ツインタワービルは、東宝創業の地である日比谷に1969年5月、開業した。設計は阿部設計事務所と建築家・谷口吉郎氏、施工は間組(現・安藤ハザマ)が手掛けた。9階建ての屋上には2基の屋上広告塔がそびえたち、長年にわたりシンボルマークとして親しまれてきた。
その後、半世紀以上にわたって営業を続けてきたが、2019年12月末に閉館し、既存建物を解体後、2023年春をめどに新しいビルをオープンさせることになった。ビルのリニューアル計画は、2019年6月25日に執り行われた同社の取締役会で決議された。
新しく生まれ変わるビルは、低層部に商業店舗を配置したオフィスとし、映画・演劇を中心とした上質なエンタテインメントの街「日比谷ブロードウェイ」の玄関口にふさわしいビルの再生を目指す。
計画では、地下部をSRC/RC造の地下2階構造とし、地上部はS造の地上11階(PH1階)で、延べ床面積は1万6697平方メートル。敷地面積1474平方メートルに対し、建築面積は1286平方メートル。設計・施工は竹中工務店が担当する。
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