官民で評価された新菱冷熱が進める独自の働き方改革:働き方改革
新菱冷熱工業の独自の取り組み「働き方さわやかProject」や女性が仕事をしやすい環境づくりが官民で評価されている。
新菱冷熱工業は2019年3月、ワーク・ライフ・バランス推進企業に新宿区から認定された。加えて、労働に関するコンサルティング事業などを行う民間企業ワークライフ・バランスが運営する表彰企画「働き方改革企業2019」で優秀賞も受賞した。
女性の働きやすい職場づくりでは、育児と仕事の両立できる環境を整備
新宿区が、ワーク・ライフ・バランスの実現に取り組む企業・事業者を認定する「ワーク・ライフ・バランス推進企業認定制度」では、「子育て支援」と「働きやすい職場づくり」の2分野で推進企業に認定された。
認定要因には、女性の採用・活躍に力を入れていることや、女性部下を持つ上司に女性のキャリアや育児支援などをテーマとした研修を行うなど、育児と仕事を両立できる環境が整えられていることがある。また、配偶者の転勤に合わせて異動できる配偶者帯同転勤制度や、本人や家族の誕生日などに休暇をとれるアニバーサリー休暇など独自の制度を実施し、働きやすい職場の構築を進めていることも評価された。
ワーク・ライフバランスが、働き方改革を推進している企業を表彰する働き方改革企業2019では、社員自らがワークスタイルを見直す計画「働き方さわやかProject」による労働状況の改善や成果が評価され受賞に至った。
働き方さわやかProjectは2016年4月、社内に働き方改革担当役員を設置し、経営層を対象としたセミナーからスタートした。1年目の2017年は、東京の本社を中心に、施工現場を含む100人を超える7チームのモデルチームが、業務効率化やスキルアップにより、やりがいや満足度だけでなく、技術力・チームワーク向上を目指した。
続く、2018年は、地方の支社を含む73のモデルチームに活動を広げ、各チームが独自の見直し活動を進めた。2019年には、国内の全事業部・支社へ展開を広げていく。
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