AIで足場計画から仮設資材積算まで自動化、27年春市場投入へ アルインコとKKG:AI
アルインコとKK Generationは、共同開発中の足場の積算業務効率化システム「(仮称)AI積算」の基本設計と開発を完了した。2027年春頃の市場投入を目指す。
アルインコは2026年10月20日、KK Generationと共同開発する足場の積算業務効率化システム「(仮称)AI積算」の基本設計と開発を完了したと発表した。AIを活用してPDF図面の解析から足場計画の生成、仮設資材の積算/出力までを自動化する仕組みを構築し、2027年春頃の市場投入を目指す。
PDF図面から足場計画を自動生成、仮設資材の数量を積算
足場計画における仮設資材の数量積算は、建物の形状や規模、資材の種類、設置条件などを踏まえて行うため、専門知識と経験が必要となる。案件ごとに、図面の確認から足場計画の立案、資材数量の拾い出し、データ入力、積算結果と積算範囲の照合まで多くの作業が発生し、積算ミスによる修正や手戻りが生じることも課題となっていた。
アルインコは、足場設計と積算業務で蓄積した専門知識を基に、仮設資材の数量積算ロジックのデジタル化を進めてきた。今回、KK Generationが保有するAIと図面処理技術を組み合わせ、積算業務の効率化を図るシステムを開発した。
新システムは、PDF図面を起点に積算業務を自動化する。システムに図面データを投入すると、AIが図面情報を解析して建物の躯体形状を認識する。続いて足場計画を自動生成し、必要な仮設資材の数量を積算して出力する。図面の解析から数量積算までをシステム内で完結させることで、積算時間の大幅な短縮と作業者の負荷軽減、ヒューマンエラーの削減、業務品質の平準化を図る。
従来は担当者が人手で行っていた図面確認を、AIによる図面情報解析で躯体形状を自動認識させることで、積算にかかる作業時間の大幅な削減を図る。また、AIが認識した躯体形状に対し、平面上で足場の仮想ブロックを割り付け、足場計画に必要な仮設資材の数量を自動積算する。
両社は今後も足場設計と積算に関する専門知識にAIや図面処理技術を組み合わせ、建設業界におけるAIとBIMの活用推進、業務効率化、作業者の負荷軽減に取り組む方針だ。
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