淺沼組、技術研究所の大規模改修に着手 ZEB取得目指す:プロジェクト
淺沼組は、大阪府高槻市にある自社技術研究所のリニューアル工事に着手した。既存建物の大規模改修によるZEB取得を目指す。
淺沼組は2026年10月6日、大阪府高槻市にある自社技術研究所のリニューアル工事に着手したと発表した。既存建物の大規模改修によるZEB(ネットゼロエネルギービル)の取得を目指す。
国内では大規模な既存建物改修によるZEB取得事例が少なく、淺沼組によれば、計画が実現すれば国内で3番目の規模となり、大阪府内の建物では初の事例となる見込みだ。
改修対象は1989年2月に竣工したRC造の研究施設で、地下1階、地上2階建て。敷地面積は4134.02平方メートル、改修棟の建築面積は1167.87平方メートル、延べ床面積は1972.24平方メートル。工期は2026年8月1日〜2027年5月31日を予定している。
ZEBは快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギー収支をゼロにすることを目指す建物を指す。
改修プロジェクトではZEB取得に加え、資源循環や自然との共生、多様な働き方への対応などを取り入れる。淺沼組が培ってきた技術や知見を集結し、自社施設で実践/検証することで、今後の技術開発や顧客への提案、新たな価値創出につなげる実証プロジェクトと位置付けている。
プロジェクトは若手社員を中心とした部署横断のチームが企画、推進している。淺沼組はリニューアル事業の独自ブランド「ReQuality」を展開している。今回の改修を中核プロジェクトと位置付け、得られた知見や技術を今後の事業拡大に活用する方針だ。
淺沼組技術研究所は、創立50周年記念事業の一環として1989年2月に竣工した。基礎技術を基盤とする応用研究をはじめ、超高層RC造の建設技術、免震構造や制振構造、耐震補強、特殊コンクリートなどの技術開発に取り組んできた。大学や公的機関との共同研究も進めている。
2017年には創業125周年に合わせてANNEX棟を増築した。淺沼組は今回のリニューアルを契機としてさらに技術開発を進める考えだ。
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