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八潮事故で道路陥没対策の前提が崩壊? 東大・桑野教授が警鐘を鳴らす「“八潮後”の新常識」:第15回 IPA 圧入工学セミナー in 東京 2026(2)(2/3 ページ)

八潮市の道路陥没事故は、道路インフラ対策の前提を揺さぶる事象となった。国際圧入学会のセミナーで東京大学 生産技術研究所の桑野玲子氏は、年間約1万件に及ぶ道路陥没の実態を踏まえつつ、「浅層空洞」を中心とした従来の評価手法の限界と、深層空洞や周辺地盤まで視野に入れた新たな対策の必要性を語った。

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見えにくい空洞の実態と、拡大を招く要因

 話題は、陥没の前段階となる「空洞」に移った。空洞の数は陥没件数より多いとみられるが、調査しなければ実態はつかめない。2014〜15年に各地で行われた路面下空洞探査のデータでは、路面下空洞は1キロ当たりおよそ1〜2個の頻度で確認されていた。八潮市の道路陥没を受けて国交省が公表した2024年度の調査結果では、1キロ当たり1.54個だった。桑野氏は、単純に比較はできないと留保しつつ、「10年前よりやや増えている印象を持った」と語った。

路面下空洞の発生状況
路面下空洞の発生状況 提供:国際圧入学会

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