紙図面の手書き指示をカメラで撮影、AIがリスト化 BuddyBoard:製品動向
BuddyBoardは、図面ナレッジプラットフォーム「BuddyBoard」で、紙図面に書き込んだ手書きの修正指示をAIで読み取り、自動でリスト化する「AIスキャン」機能のベータ版の提供を開始した。
BuddyBoardは2026年9月1日、図面ナレッジプラットフォーム「BuddyBoard」で、紙図面に書き込んだ手書きの修正指示をAIで読み取り、自動でリスト化する「AIスキャン」機能のベータ版の提供を開始した。
AIスキャンは、打ち合わせで使用した紙図面をBuddyBoardアプリのカメラで撮影して取り込むと、AIが図面上の手書きの書き込みを読み取り、テキストに変換してリスト化する機能。スキャナーで読み取った図面データをBuddyBoardにアップロードした場合も、同様に書き起こせる。エンタープライズプランのユーザーを対象に、ベータ版の提供期間中は無償で提供する。
建築実務では、総合図の打ち合わせや分科会を紙図面で行い、その場で修正指示などを書き込むケースがある。打ち合わせ後には図面をスキャンしてPDF化し、書き込み箇所を個別に切り出して指摘一覧を作成する作業が発生する。
AIスキャンは書き込みの転記を自動化し、担当者が書き起こしに費やす時間を減らすことで、納まりの検討や関係者との調整などの判断を伴う業務に集中できるようにする。
生成したリストの各項目には、AIが読み取ったテキストと元の手書き画像を並べて表示する。利用者はAIによる読み取り結果と実際の書き込みを見比べながら内容を確認できる。リストから項目を選択すると、図面上の該当箇所に移動できる。紙図面上の離れた場所に記載された複数の指摘も、リストの順番に沿って確認できる。リストはCSVファイルとして書き出せるため、各社が使用する帳票への転記や添付にも利用できる。
2026年5月にブラザー工業からBuddyBoard事業を承継
BuddyBoardは、手書きの直感性とデジタルの利便性を組み合わせた図面/ノート共有サービス。社内外のパートナーとの打ち合わせや図面のチェックバック、複数人での現場調査などに利用する。
BuddyBoard事業はブラザー工業の社内新規事業として始まり、2021年に無償版、2022年に有料サービスを開始した。2026年3月にはBuddyBoardとして独立し、同年5月1日付の会社分割(吸収分割)で、ブラザー工業からBuddyBoard事業に関する権利義務の一切を承継した。
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