建築現場に「CO2を食べる自販機」設置、吸収材活用の建材を賃貸マンションに導入へ:カーボンニュートラル
フェイスネットワークは、アサヒ飲料開発の「CO2を食べる自販機」を自社開発物件の建築現場に順次設置する。また、自販機で回収したCO2吸収材を配合した二酸化タイルを賃貸マンションの内装に採用し、CO2の回収から建材への活用までつなげる新たな取り組みも行う。
収益不動産開発を手掛けるデベロッパーのフェイスネットワークは2026年9月7日、自社開発する物件の建築現場に、アサヒ飲料が展開する「CO2を食べる自販機」を設置すると発表した。2027年4月30日竣工予定の「GranDuo下北沢16」を皮切りに、順次10台を設置する予定。
さらに、CO2を食べる自販機で回収したCO2吸収材を配合した二酸化タイルをGranDuo下北沢16の内装に採用する。このタイルを賃貸マンションに採用するのは、初めての試みとなる。
CO2を食べる自販機は、本体内部に特殊なCO2吸収材を組み込み大気中のCO2を直接回収する機能を持つ。1台当たりの年間CO2吸収量は、稼働電力由来のCO2排出量の最大20%で、スギ(林齢56〜60年)約20本分に相当する。アサヒ飲料によると、2026年7月末時点で全国に9000台以上設置されている。
回収したCO2吸収材を配合した二酸化タイルは、アサヒ飲料と日本エムテクスが共同開発した。CO2吸収材を含む原料を圧縮/硬化して製造するため、高温での加熱焼成を必要としない。同程度の厚みの焼成タイルと比べて、製造から工場出荷までのCO2排出量が少なく、脱炭素への貢献が期待できるという。
フェイスネットワークは今回の取り組みを通じて、回収したCO2を建材として活用する資源循環を進め、建築プロセスにおける環境負荷の低減につなげる。
「GranDuo下北沢16」は鉄筋コンクリート造、地上3階建てで、敷地面積は457.99平方メートル、延べ床面積は1132.84平方メートル。設計/監理、建築/施工はいずれもフェイスネットワークが担当した。
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