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24時間の連続飛行や70kg輸送、スウォーム飛行 国産ドローンメーカーが提供する3機種メンテナンス・レジリエンス2026(1/2 ページ)

千葉大学発の自律制御技術を受け継ぐ、産業用ドローンメーカーのAutonomyHDは、自律制御技術を活用し、用途別に3種類の主力機をラインアップしている。バッテリー飛行と有線給電を切り替えられるハイブリッド機、最大70キロを運搬する「X70」、鳥の群れのように協調飛行する“スウォーム飛行”を目指す開発中の小型モデルの3機種だ。

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 国産ドローンメーカーのAutonomyHD(オートノミーHD)は、「メンテナンス・レジリエンス2026」(会期:2026年7月15〜17日、東京ビッグサイト)の構成展「第12回 国際ドローン展」に出展した。

AutonomyHDの展示ブース
AutonomyHDの展示ブース 写真は全て筆者撮影

 AutonomyHDは、千葉大学名誉教授の野波健蔵氏が2022年1月に設立した産業用ドローンメーカー。野波氏は、2013年11月に千葉大学発ベンチャーの自律制御システム研究所(現ACSL)を創業し、AutonomyHDは野波氏がACSLに続いて立ち上げたドローン関連企業となる。

 ロボティクスの「頭脳」に当たる自律性に焦点を当て、千葉大学で培われた自律制御技術を基盤に、ドローンを高度な自律飛行ロボットへと進化させるための研究開発や機体の設計や製造を手掛けている。今展では、用途に応じて設計した3つの主力機体を紹介した。

有線給電とバッテリー飛行を1機で切り替え

 「Surveyor-I N HYBRID(サーベイヤーワン エヌ ハイブリッド)」は、バッテリーユニットを交換するだけで、バッテリー飛行と有線給電飛行を切り替えられるハイブリッドドローンだ。機体下部に搭載するインテリジェントバッテリーを同じサイズの有線給電ユニットに入れ替えることで、容易に飛行方式を変更できる。担当者は「1機で両方式を切り替えられる機体は、世界的にもまだ例が少ない」と、その先進性を強調した。

 22インチのプロペラを4枚備えたクワッドコプターで、4本のアームは折り畳める。機体寸法は展開時が700×700×450ミリ、折り畳み時が410×480×450ミリ。

有線給電ユニットを搭載した「Surveyor-I N HYBRID」。左は地上給電装置
有線給電ユニットを搭載した「Surveyor-I N HYBRID」。左は地上給電装置

 最大飛行速度は毎秒20メートル(無風時)で、バッテリー1個当たりの飛行時間は約50分。有線給電では、実験で24時間の連続飛行を確認している。「発電機の容量次第で、理論上は24時間を超える飛行も可能だ。ただ、日本の夏場の暑さやオペレーターの負担を考えると、実運用では5〜10時間程度が現実的な目安になるだろう」(製品担当者)。

 有線給電飛行では、機体に搭載した有線給電ユニットと地上給電装置をテザーケーブルで接続する。ケーブル長は110メートルで、高度約100メートルまで飛行できる。

テザーケーブルを介して機体へ電力を供給する地上給電装置
テザーケーブルを介して機体へ電力を供給する地上給電装置
機体側の有線給電ユニットとテザーケーブルの接続部。緑色のケーブルが地上給電装置につながる
機体側の有線給電ユニットとテザーケーブルの接続部。緑色のケーブルが地上給電装置につながる

 機体下部には、赤外線カメラ、広角カメラ、望遠カメラを一体化したジンバルカメラを搭載する。LEDライトも備え、長時間の定点監視の他、行方不明者の捜索支援に活用された実績もある。

赤外線、広角、望遠の3つのカメラを一体化したジンバルカメラ
赤外線、広角、望遠の3つのカメラを一体化したジンバルカメラ
「Surveyor-I N HYBRID」の主な仕様を示した説明パネル
「Surveyor-I N HYBRID」の主な仕様を示した説明パネル

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