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三井不レジが新販売拠点「新宿サロン」公開 AR内見などデジタル展示で見学と商談を分離不動産テック(1/3 ページ)

三井不動産レジデンシャルは、複数物件の販売拠点「三井のすまい 新宿サロン」を2026年6月にリニューアルした。実寸の間取りを床面に投影し、家具を動かしながら広さや動線を確認できる「SCALE LABO」、3面大型LEDビジョンを備えた「VIRTUAL BOX」、案内専用デバイスなどのデジタル技術を多数導入。モデルルーム見学と商談を分け、顧客の利便性を高めるとともに、不動産営業社員の「土日祝定休」を実現する販売拠点の新たな運用モデルも検証する場にもなる。

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 三井不動産レジデンシャルは2026年6月、西新宿三井ビルディングに構える複数物件の販売拠点「三井のすまい 新宿サロン」をリニューアルし、2026年6月24日にメディア向け内覧会を開催した。

 リニューアルでは、3面大型LEDビジョン、実寸の間取りを床面に投影する住空間体験、AIを活用した情報提供機能などを新たに導入。こうしたデジタル展示と案内システムを活用し、モデルルーム見学と商談を分けて選択できる新しい販売スタイルを構築した。住宅購入予定者の利便性を高めるとともに、営業社員の土日祝定休を推進し、働く環境の整備にもつなげる。

「三井のすまい 新宿サロン」
「三井のすまい 新宿サロン」 写真は全て筆者撮影

住まい探しの広域化と共働き世帯の増加に対応

 新宿サロンをリニューアルした背景には、住まい探しのスタイルが変化していることがある。三井不動産レジデンシャル 都市開発三部 営業室 主査の樋本有紀恵氏は、その変化の要因として、「検討エリアの広域化」「共働き世帯の増加」「デジタルコンテンツの充実」「見学に伴う移動時間や手間の増加」の4点を挙げる。

三井不動産レジデンシャル 都市開発三部 営業室 主査 樋本有紀恵氏
三井不動産レジデンシャル 都市開発三部 営業室 主査 樋本有紀恵氏

 検討エリアが広域化すると、複数の物件を見学するための移動に時間を奪われる。さらに従来の販売スタイルでは、モデルルーム見学と商談が一体となっているため、1件の物件を見るだけでも2時間ほど要し、移動時間を含めると半日がかりになるケースも少なくなかった。樋本氏は「住宅購入予定者には、効率よく住まいを探したいというニーズが高まっている」と指摘する。

 そこで三井不動産レジデンシャルが用意したのが、「見学」と「商談」を分離する新しい住まい探しのスタイルだ。見学と商談を分けることで、住宅購入予定者は自分のペースで購入までのプロセスを組み立てられる。例えば、土日祝にモデルルームを見学してから平日に商談、または平日に商談した後に土日祝にモデルルームを見学するなど、それぞれの都合に合わせて検討の進め方を選べる。また、商談とセットにしないことで、検討初期の段階でもモデルルームを見学しやすくなり、必要な情報を自分のタイミングで収集できる点も新たな提供価値となる。

案内専用デバイスで、“営業担当者が同行しない見学”を実現

 新宿サロンを利用するには、Webサイトからの事前予約が必要となる。予約した住宅購入予定者は、来場予約時に発行される2次元バーコードをサロン入り口のリーダーにかざしてチェックインする。その後、貸与される案内専用デバイスの表示や音声に従って、サロン内を見学する。営業担当者の同行を前提としない仕組みとすることで、来場者は気兼ねなく自分のペースで展示を確認できる。

サロン入り口。予約時に発行された2次元バーコードを右手に見えるリーダーにかざしてチェックインする
サロン入り口。予約時に発行された2次元バーコードを右手に見えるリーダーにかざしてチェックインする
案内専用デバイス。入退館だけでなく、住空間体験コーナーや3面大型LEDビジョンの利用予約、見学コンテンツの起動、シアターコーナーでの動画再生などにも使う。複数組が同時に来場した場合でも、案内システムによってスムーズな見学を支援する

 サロンは、シアターコーナー、VIRTUAL BOX、SCALE LABO、コンセプトルーム、インテリアカラー展示、共用部設備仕様の展示コーナーなどで構成される。

サロンの構成
サロンの構成

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