淺沼組が現場の複数システムを「建設サイト・シリーズ」に集約 26年度中に全現場へ:現場管理
淺沼組は、これまで個別運用していた労務安全書類管理システム、作業間連絡調整システム(施工管理システム)、紙ベースの独自資格制度「淺沼マイスター制度」を、エムシーディースリーが提供する「建設サイト・シリーズ」に集約する。
淺沼組は2026年5月26日、これまで異なるプラットフォームで個別運用していた労務安全書類管理システム、作業間連絡調整システム(施工管理システム)、紙ベースで運用していた独自資格制度「淺沼マイスター制度」を、エムシーディースリー(MCD3)が提供する「建設サイト・シリーズ」に集約し、共通プラットフォームとして運用すると発表した。
淺沼組は、建築/土木の両部門でMCD3の労務安全書類管理システム「グリーンサイト」を活用している。今回、グリーンサイトを基盤とした建設サイト・シリーズを共通プラットフォームとして採用。作業間連絡調整システム「ワークサイト」と独自資格の運用機能を持つ「スキルマップサイト」をプラットフォーム上に搭載し、グリーンサイトに登録されている技能者情報を各サービス間でシームレスに活用する。
ワークサイトとスキルマップサイトは2026年4月から導入を順次進めており、2026年度中には全現場への導入を目指す。
プラットフォームでは、グリーンサイトに登録されているデータの一意性が担保された企業情報や技能者情報をそのまま利用することで、複数システムへの重複入力を削減できる。また、個別システムをAPIなどで都度連携する方式と異なるため、データ同期のタイムラグや情報の分断が原理的に発生しない点が特徴だという。
淺沼組はグリーンサイトを核としたデータ連携によって管理業務の効率化を推進し、協力会社作業員の業務負担軽減も図る。
MCD3は今後、グリーンファイル(労務安全書類)の自動AIチェックサービスや元請会社と技能者をつなぐ技能者向けスマホアプリなど、グリーンサイトを中心としたプラットフォーム機能の拡充を進める方針。淺沼組は、こうした機能実装により、さらなる業務効率化が進むと見込んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
現場管理:ゼネコンの施工現場で34万枚超のデータを1年で蓄積、360度記録ツール「TwinMaker」
建設現場を360度の写真で記録するLIFE STYLEの「TwinMaker」が、提供開始から1周年を迎えた。ゼネコンの施工現場で導入が進んでおり、蓄積したデータは360度写真換算で約34万枚分を超えたという。
ドローン:360度ドローン映像をリアルタイム共有、遠隔現場管理システムの運用開始 東急建設
東急建設は、360度撮影機能を搭載したドローンと情報共有プラットフォームを連動させた「リアルタイム遠隔現場管理システム」の運用を開始した。2027年度の全社展開を目指す。
現場管理:施工管理サービス「ワークサイト」に作業員の役割/資格管理機能 元請へ標準提供
エムシーディースリーは、施工管理サービス「ワークサイト」のバージョン2.0をリリースした。新たに、作業員の役割と保有資格を作業単位で管理する「役割・資格機能」を全元請企業に標準提供する。
現場管理:三谷産業がクアンド開発の検査アプリで実証 熟練経験を標準化で検査時間が3分の2に
三谷産業は、クアンドが開発した建設現場の検査業務サポートアプリの実証実験に参画した。経験豊富な技術者の判断基準や注意点を整理し、アプリや検査チェックリストに分かりやすく反映させたことで、検査時間が従来比で3分の2まで短縮できたという。
現場管理:協力会社のアカウント登録不要、写真撮影/管理の新機能を施工管理システム「かん助」に追加
穴吹カレッジサービスは、施工管理システム「かん助」に、写真管理業務を効率化する新機能を追加した。協力会社のアカウント登録不要で、現場に掲示したQRコードを読み取ることで撮影/自動で仕分けが可能だ。
現場管理:しきい値に頼らず、現場の異常兆候をAIが検知 MODEの新サービス「BizStack Insight」
MODEは、現場監視にAIを活用し、異常を早期に検知する新サービス「BizStack Insight」を発表した。現場データ活用を従来の“監視”から“気づき”へ進化させ、AIが暗黙知を担うことで、しきい値に依存しない異常兆候の検知が実現する。
