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BIM活用のLife Cycle Management 戸田建設の新本社ビル「TODA BUILDING」での実践例BIM×FMで本格化する建設生産プロセス変革(12)(1/2 ページ)

本連載では、FMとデジタル情報に軸足を置き、建物/施設の運営や維持管理分野でのデジタル情報の活用について、JFMAの「BIM・FM研究部会」に所属する部会員が交代で執筆していく。本稿では、戸田建設の新本社ビル「TODA BUILDING」で試行した建物のライフサイクル全体にわたるBIM活用の実践例を紹介する。

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 戸田建設は、本社ビル「TODA BUILDING(以下、TODAビル)」の建て替え工事を2021年に着工し、2024年9月30日に竣工した。設計・施工段階から、運用段階を見越してBIMを活用し、竣工後もさまざまなBIM活用に取り組んでいる。本稿ではTODAビルでのライフサイクル全体にわたるBIM活用、特に運用面での取り組みについて解説する。

TODAビルのライフサイクルでのBIM活用
TODAビルのライフサイクルでのBIM活用 提供:戸田建設

1.設計・施工段階でのBIMの取り組み

 設計段階では、基本設計段階から意匠・構造・設備の設計でBIMモデルを作成し、重ね合わせによる合意を進めてきた。実施設計段階では、施工部門、専門工事会社も参画し、早期に設計・施工で合意形成を図る「フロントローディング会議(以下、FL会議)」を設置。FL会議では、700項目に及ぶ検討課題の解決を実施した。

 施工段階では、大きなところとしてBIMからの施工図出力を試みた。残念ながら設計変更などへの対応で繁忙となり、全てを網羅することはできなかったが、一部は実現に至った。他にも、BIMモデルによる総合図作成や打合せ、スリーブ図調整、搬入計画、BIMモデルを活用した運用時のセキュリティ動線動画の作成なども行った。

設計・施工段階のBIM活用
設計・施工段階のBIM活用 提供:戸田建設

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