BIMデータを4D VRに自動変換、Web上で施工手順を再現する「VR Snapi」 清水建設など:BIM
清水建設とAndecoは、BIMデータを4D VRに自動変換し、Web上で施工手順に沿ったモックアップVRを再生できる現場支援システム「VR Snapi」を共同開発した。
清水建設は2026年4月10日、Andecoと共同で、BIMデータを4D(3D+時間)のVRに自動変換し、施工手順をモックアップVRで再現する現場支援システム「VR Snapi(スナッピ)」をと共同開発したと発表した。
高性能PCや専用アプリケーションは不要で、BIMの専門知識がない関係者でもWebサイト上で施工手順を視覚的に確認できる。複数人が同時閲覧可能で、関係者間の情報共有を円滑化し、合意形成や意思決定の迅速化につなげる。
建築分野では、BIMデータやVR技術により、複雑な部位形状や空間イメージ、部材の取り合いなどの事前確認に加え、時刻歴を反映した3Dモデルで施工手順を再現する4Dでの可視化も可能になっている。一方で、従来の可視化作業では、専門知識や専用ソフト/機材が必要で業務が属人化しやすいこと、設計・施工計画の変更や現場進捗への追従が難しいこと、高額なVR制作費がかかることなどが課題だった。
両社はAutodeskのBIM統合シミュレーションソフト「Navisworks(ナビスワークス)」を使用し、物件の3Dモデルのデータを4DのVRに変換できるプラグインを開発。従来はBIMという3DモデルがありながらVR用に別の3Dモデルを制作する必要があり、可視化業務のネックなっていた。新開発のプラグインは、施工手順の確認が必要な工種と工程、再現間隔を入力すれば、Navisworksの3Dデータを読み込み、対象工種、対象工程の3Dモデルを切り出して自動的に4D VRとして可視化する機能を備える。
4D VRには、Web経由で遠隔地から複数人が同時アクセスでき、ゴーグルを着用してVR空間に入ると実寸大の4Dモデルを視認できる。清水建設はVR Snapiを、ゼネコンの経験を生かした「施工特化型4D VR」と位置付ける。VR Snapiの名称は、VR(Virtual Reality)、Snap(すぐに)+i(Innovation)から採った。
用途として現場での施工手順の確認や伝達だけでなく、発注者への施工計画の説明、若手社員向けの教育/研修、新技術の検証などのへの活用も想定している。今後は、建設現場のDXに貢献する機能を開発/追加し、生産性の向上を目指す。
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