「若手/中堅層の減少が際立つ。技能工は人手不足に歯止めがかからず」建設業就業者の最新動向【独自調査】:建設業の人材動向レポート(63)(1/3 ページ)
本連載では、総合人材サービス会社で建設業向けの人材サービスを展開するヒューマンリソシアが、独自に調査した建設業における人材動向を定期レポートとしてお届けする。建設業従事者の人材動向に関する実態を解明し、建設業各社の採用・定着に向けた戦略を考えるうえで少しでもお役に立てれば幸いである。今回は、総務省の「労働力調査」を基に、建設業における最新(2025年)の就業者動向について分析した。
総務省の「労働力調査」を基礎資料に、建設業就業者の最新(2025年)動向について調査した。
■本レポートの要旨
・建設業の就業者数は478万人、2018年の505万人から27万人減と、減少傾向が続く
・女性比率は上昇傾向、前年より0.2ポイント上昇し、2025年時点では18.4%となった
・65歳以上の占める割合は16.7%、前年より0.1ポイント低下
・年齢階級別では、2015年比で35〜44歳が36.2%減、15〜19歳が8.0%減。若手/中堅層の減少が際立つ
・建設技術者の就業者数は2025年に39万人で、増加傾向、女性比率は10.3%に上昇
・建設技能工は前年比0.8%減の247万人、2017年の276万人をピークに減少に歯止めがかからず
■2025年の総就業者数は前年比0.7%増の6828万人、女性とシニア就業者が増加
まずは、全産業合計の総就業者数の動向をみると、2025年の総就業者数は前年比0.7%増え、6828万人となった(図表1)。2021年以降、微増ではあるものの、増加傾向で推移している。
男女別では、男性が3702万人(前年比0.1%増)、女性が3126万人(同1.4%増)で、総就業者に占める女性比率は2015年の43.2%から45.8%に上昇した(図表2)。
また、65歳以上の就業者は943万人(同1.4%増)で、総就業者に占める比率は2015年の11.4%から13.8%に上がっている(図表3)。このことから、就業者数の増加は、女性と65歳以上の働き手増加により、下支えられていることが分かる。
なお、2015年と2025年の就業者数を年齢階級別に比較すると、増加率が最も高いのは65歳以上の年齢階級で、29.2%増と約3割増えている(図表4)。一方で、中堅層となる35〜44歳の年齢階級は、16.5%減と大幅な減少となった。
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