ニュース
ドローン×赤外線で外壁調査を効率化 JR東海不動産らが新手法開発:ドローン
JR東海不動産、スカイスコープソリューションズ、コンステックは、ドローンと赤外線技術を組み合わせた新たな外壁点検手法を共同開発した。
JR東海不動産は2026年3月3日、スカイスコープソリューションズ、コンステックと共同で、外壁調査の精度や安全性を向上させる「ドローン赤外線ベストミックス調査法(ベストミックス法)」を共同開発したと発表した。従来の打診法に加え、地上赤外線法とドローン赤外線法を現場条件に応じて組み合わせて外壁調査を効率化する。
新開発のベストミックス法では、日射条件が不利な北面や狭隘(きょうあい)部は打診法を適用し、それ以外は赤外線調査を原則とする。高所など地上からの調査が困難な場所は、ドローンによる赤外線調査で補完する。
赤外線調査は広範囲を短時間で記録できる。地上赤外線法とドローン赤外線法ともに、打診法と同等の検出精度を確認。実運用では打診の適用範囲をおおむね40〜50%に抑え、全面打診法と比べて約20%のコスト削減を確認したという。
ドローン調査は、日本建築防災協会のガイドラインに準拠し、資格保有者の管理下で原則係留/保安員配置により実施する。JR東海不動産らは今後、ドローンの自動飛行や点検のデジタル化を見据え、建物管理向けサービスとして展開する方針だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ドローン:食品工場の“外壁黒カビ”にドローン×国産洗剤で終止符、「スカイWash工法」全国展開
リックスは、食品工場外壁の黒カビ問題に終止符を打つべく、ドローンと協力洗浄剤を組み合わせた食品工場向け高所外装洗浄工法「スカイWash工法」の全国展開を開始した。従来の足場を組む高圧洗浄と比べ、工期は4〜5日、総費用は約半額に抑えられる。
ドローン:AI解析で建物外壁のひび割れを自動検出、楽天ドローンが調査サービスを開始
楽天ドローンは、ドローンとAI画像解析を組み合わせた独自システムを用いた外壁調査サービス「AI外壁調査」の提供を開始した。
AI:キヤノンのインフラAI点検サービスが検知対象を12種に拡大 DX特別賞の技術を搭載
キヤノンは、クラウド上でAIによるインフラの変状点検を可能にするサービスで、検知対象を従来の5種から12種に拡大した。コンクリート構造物のはく離をはじめ、土木学会の「デジタルツイン・DX特別賞」を受賞した鋼材の塗膜剥がれ/腐食も可能となり、横断歩道橋や水管橋の点検にも対応した。
AI:AI建物検査システムを日本展開、外壁/屋内に対応 竹中工務店
竹中工務店は、シンガポールのスタートアップ企業H3 Zoomと共同で、AIを活用した建物検査の問題箇所の自動抽出/レポート作成システムを日本市場に展開する。外壁点検用「Facade Inspector」と屋内点検用の「Interior Inspector」の2種類を用意がある。
施工:大阪工業大学の実証実験施設「DXフィールド」の膜構造を施工、太陽工業
太陽工業は、大阪府枚方市の大阪工業大学枚方キャンパスに新設された大規模実証実験施設「DXフィールド」の膜構造施工を完了した。ドローンの飛行演習に必要な広さと高さを確保しながら柱のない大空間を実現した。
スマートメンテナンス:ドローンによるマンション外壁調査のスペシャリスト育成、JUIDAなどが民間資格創設
東急コミュニティー、日本UAS産業振興協議会、ハミングバードの3者は、マンションを対象としたドローン点検/調査の操縦者育成を目的とした新資格を創設した。

