現場の凹凸を色で投影するセンサーなど、トプコンが“変わる建築現場”を提案:第10回 JAPAN BUILD TOKYO(2/3 ページ)
トプコンは「第10回 JAPAN BUILD TOKYO」で、デジタルで変わる建築現場の視点から、従来できなかった壁や天井まで狙えるレイアウトナビゲーターやコンクリ地面の凸凹を色別で現場に投影して可視化するセンサーなどを実演して紹介した。
直線や破線、曲線、文字やマークも高精度に描画
ブース内に設けられた仮設の床面に滑らかに正確な線を描いていたのは、米HPが開発した自動墨出しロボット「HP SitePrint」だ。トプコンの杭ナビと連携し、複雑で手間のかかる内装の墨出し作業をデジタルデータとロボット技術で置き換える。
人手不足が深刻化する中、内装工事でも従来の「熟練工が手作業で図面を再現する」やり方から、データを起点にロボットを活用する施工スタイルへの転換が求められている。HP SitePrintは、そうした現場課題に対する打ち手として位置付けられるソリューションだ。
HP SitePrintは海外で先行リリースされ、グローバルで利用が進んでいるという。トプコンでも3年ほど前から各種展示会で実機デモを行っており、目にした読者もいるだろう。一方、日本でのリリースは遅れ、2025年5月にようやく国内でも取り扱いが始まった。
使い方は、クラウドに設計図面をアップロードし、HP SitePrintに読み込ませれば、床面に正確なラインを再現。直線や破線、曲線などの複雑形状を高精度で墨出しできるだけでなく、文字やマークの描画にも対応する。操作はタブレットのみで完結するため、特別な技能に依存しにくい。
インクは3色(青/赤/黒)に切り替え可能で、顔料系と水性系の双方に対応する。コンクリート面など下地材に応じて使い分けられる。
利用者からの評判も上々と話す担当者は、「墨出しロボットは他社製品もあるが、その中でもおそらく一番完成度が高いのでは」と自信を示した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


