パナソニック ホームズが中古戸建て市場に本格参入、“空気から選ばれる家”の新ブランド（3/4 ページ）

パナソニック ホームズは、中古の戸建て住宅市場へ本格的に参入する。買取再販事業として新ブランド「ReVALUED」を立ち上げ、「中古住宅＝価格の安さ」のイメージから脱し、安心と快適性に価値を見い出す新たな再販モデルを展開する。

[松永弥生，BUILT]

草津モデルハウスにみる“空気から選ばれる家”

　今回の見学会ではReVALUEDの第1号物件として、滋賀県草津市に位置する築11年の戸建て住宅を公開した。駅から徒歩10分の好立地にある本物件は、スムストック認定を受けた高耐久鉄骨構造の住宅で、築年数を感じさせない美しい外観と快適な室内空間が印象的だった。

買取再販住宅「ReVALUED」第1号物件

　外観には光触媒タイル「キラテック」を全面採用。汚れを雨が浮かせて洗い流すセルフクリーニング機能で、長年にわたって外観の美しさを保つ。室内には天井埋込み型の全館空調を導入し、各階ごとに空調を制御することで省エネと快適性を両立している。

外観には光触媒タイル「キラテック」を全面採用

天井埋込形ナノイー発生機「エアイー」の解説

天井埋込形ナノイー発生機「エアイー」

　特筆すべきはHEPAフィルター付きのエコナビ搭載換気システム「HEPA＋」だ。床下から空気を取り入れ、花粉やPM2.5などを3層フィルターで除去した上で、清浄な空気を室内に供給する。住宅業界内で花粉対策の製品認証も取得しており、“空気の質”までを商品価値と捉える姿勢が表れている。

エコナビ搭載換気システム「HEPA＋」　提供：パナソニック ホームズ

床下から空気を取り入れ、3層フィルターで清浄な空気を室内に供給（左）、フィルターの黒い面で外部の空気を取り入れている（中央）、3層フィルターを通過して清浄な空気となる（右）