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住宅建材の見積り作成が3/1の時短に パナソニックのWeb間取り図積算システムに新機能積算(1/2 ページ)

パナソニック ハウジングソリューションズの「Webハウズ間取り図積算システム」に、「標準仕様呼出し機能」が追加された。住宅会社ごとの標準仕様の建材をパッケージ化して登録し、一括選定可能になる。既存のAI積算も併用すれば、見積り作成プロセス全体で3分の1の時間に短縮できる。

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 パナソニック ハウジングソリューションズは2025年3月25日、Web上で建材製品の見積もりを効率化する「Webハウズ間取り図積算システム」に「標準仕様呼出し機能」を追加した。

仕様選定は、事前登録した標準仕様を呼び出すだけ

 建材製品の見積りは、部屋の大きさや形などプランによって、邸別に変わる必要部材数量の拾い出しの後、仕様選定で金額を算出し、顧客との打ち合わせというプロセスを経る。これまでパナソニック ハウジングソリューションズは、見積りプロセスの手作業工程を省略するため、2023年7月にCAD連携、2024年4月にAIによる紙の間取り図から数量を拾い出す積算積算システムなど、省力化に貢献してきた。

 建材製品の見積りには、拾い出しと仕様選定の2つのプロセスが必要になる。このうち、新機能が対象とする仕様選定プロセスは、多様な価値観への対応や施主への明確な価格提示などを目的に、住宅会社で住宅シリーズごとに標準仕様として定型化する割合が高まっている。

 そのため、パナソニック ハウジングソリューションズは異なる物件でも同じ住宅会社やシリーズであれば、標準仕様として仕様選定することで、見積り業務の定型化につながることに着目。住宅会社ごとに標準仕様として設定されている建材製品をパッケージ化して登録し、一括選定できる追標準仕様呼出し機能を追加するに至った。

「標準仕様呼出し機能」で見積りプロセス全体で業務効率化に
「標準仕様呼出し機能」で見積りプロセス全体で業務効率化に 出典:パナソニック ハウジングソリューションズプレスリリース

 新機能では仕様選定プロセスで、事前にパッケージ登録した標準仕様を呼び出せる。従来は必要とされた標準仕様に準じて内装ドア、収納用建具、収納用開き扉、窓枠、廻り縁、幅木、床材を製品ごとに手入力するフローが標準仕様を呼び出すだけになり、仕様選定ミスの削減や16分掛かっていた選定時間が2分ほどで完了する。

標準仕様呼出し機能のイメージ
標準仕様呼出し機能のイメージ 出典:パナソニック ハウジングソリューションズプレスリリース

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