検索
調査リポート

「DX推進すべき99%、ChatGPTなど生成AI活用が増加」不動産DXの実態を調査不動産テック(1/3 ページ)

不動産テック企業7社と全国賃貸住宅新聞は、「不動産業界のDX推進状況調査 2024」を発表した。調査結果によると、「DXを推進すべき」が99%に達し、ChatGPTなど生成AI活用が増加するなど、75%超が「DXに効果を感じる」と回答した。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 不動産テック企業7社と全国賃貸住宅新聞は2024年9月、「不動産業界のDX推進状況調査 2024」の結果を発表した。

 調査は、スペースリー、イタンジ、WealthPark、COSOJI、スマサテ、スマサポ、Housmart、全国賃貸住宅新聞が共同で2024年7月11日から8月5日までの期間、オンラインで実施した。不動産管理会社や不動産仲介会社などの不動産関連事業者が対象で1320人が回答した。

DX推進の目的は「業務効率化」「生産性向上」「顧客満足度アップ」

 調査結果では、DXを推進すべきかの質問に対しては、「強く推進すべきだと思う」「推進すべき」「状況に合わせて推進すべき」の合計が99.0%に達した。また、DXに取り組んでいる(いた)、取り組む予定の企業も64.3%と、意識が高まっていることが分かった。

DXを推進すべきか、DXの推進状況について
DXを推進すべきか、DXの推進状況について 出典:スペースリープレスリリース

 DXに取り組んでいる(いた)期間では、「3年以上」が30.1%を占めた。2023年と比較すると、約10ポイント増となっている。1年以上取り組んでいる企業は67.9%で継続的に取り組んでいる企業が多くなっている。

DXに取り組んでいる(いた)期間
DXに取り組んでいる(いた)期間 出典:スペースリープレスリリース

 DX推進の目的は、「業務効率化」が91.9%で最多。次いで「生産性向上(稼働率アップ)」が61.6%、「顧客満足度アップ」が37.8%。また、DXに取り組もうと思ったきっかけは、「DXの機運が高まっているから」が62.3%が突出し、「社内メンバーから要望があったから」19.3%、「DX関連の記事・ニュースを読んだから」18.1%の順。

DX推進の目的
DX推進の目的 出典:スペースリープレスリリース

 DX経験者にDXの効果について質問した結果、「とても効果を実感している」が20.4%、「まあまあ効果を実感している」が55.3%で、合計75.5%となった。具体的な効果としては、「従業員の生産性が向上した」が70.4%、「残業時間を大幅に削減できた」が26.9%、「コストカットができた」が23.9%。

DXによる効果
DXによる効果 出典:スペースリープレスリリース

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る