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超高層複合ビル「TODA BUILDING」開業、最新技術を取り入れた「芸術文化の発展拠点」の全貌プロジェクト(4/4 ページ)

戸田建設が東京都中央区京橋一丁目で開発を進めてきた超高層複合ビル「TODA BUILDING」が開業した。「芸術/文化の形成」と「地域の防災力強化」をテーマに、隣接する街区と共同で、アートとビジネスが交錯する芸術文化の拠点として整備してきた。建物はコアウォール免震構造による国内トップレベルの耐震性能を実現し、「ZEB Ready」認証取得などの高い環境性能も備えている。

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低層階に芸術文化の複合施設 新進アーティストの育成と情報発信の場に

 低層階の芸術文化エリアは、6階にミュージアム「CREATIVE MUSEUM TOKYO」を開業した他、4階にホール&カンファレンス、3階にギャラリーコンプレックスと創作/交流スペース、1階にはギャラリー&カフェなどを開設。各施設が有機的に機能することで、新進アーティストの育成と、情報発信の場として役立てる。

 また、戸田建設では新たに、TODA BUILTDINGを拠点としたアート事業「ART POWER KYOBASHI」をスタート。新進のクリエイターが創作/発表する場を作り、評価を受けて自立成長していく仕組みを用意することで、アートによるエコシステムの構築を目指す。

アートによるエコシステムの構築を目指す
アートによるエコシステムの構築を目指す

 1〜2階の共用空間では、ART POWER KYOBASHIの一環として、更新性のあるパブリックアートを展示する創作支援プログラム「APK PUBLIC」を展開。共用空間で新進アーティストやキュレーターの作品を発表し、アートとビジネスが交流する場を創出する。アートを起点とするラーニングプログラム「APK STUDIES」も実施予定だ。さらに、中央通りに面した間口120メートルの広場を活用し、街区の一体感とにぎわいを創出するための活動も展開していく。

CREATIVE MUSEUM TOKYO
CREATIVE MUSEUM TOKYOでは2024年11月2日〜2025年3月2日まで「アニメ『鬼滅の刃』柱展―そして無現城へ―」を開催 (c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
2階の共用空間〇〇〇「〇〇〇」2024年制作
2階の共用空間の展示。持田敦子「この風景の要素」2024年制作
2階の共用空間〇〇〇「〇〇〇」2024年制作
2階の共用空間の展示。毛利悠子「分割された地震動軌跡模型I-3」(手前)、「分割された地震動軌跡模型I-4」(奥)2024年制作

戸田建設グループのミュージアムも開設

 ビルの8階には、戸田建設グループのミュージアム「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?(トダッテ)”」を開設する。一般公開は2025年を予定している。

 来場者にグループの歴史や技術、描く未来像などを見て、体験してもらうことで、建設業やグループへの理解につなげていく。

TODAtte?のエントランス
TODAtte?のエントランス
知恵と技術
「知恵と技術ゾーン」に設置された幅15メートルのLEDダイナミックビジョン
ALTALT 「戸田方」創業から現在までの戸田建設グループの歩みを体験できる(左)、見るだけでなく触って学ぶ展示も(右)
戸田建設の技術について学ぶことができる
戸田建設のさまざまな技術について学ぶことができる

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