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超高層複合ビル「TODA BUILDING」開業、最新技術を取り入れた「芸術文化の発展拠点」の全貌プロジェクト(1/4 ページ)

戸田建設が東京都中央区京橋一丁目で開発を進めてきた超高層複合ビル「TODA BUILDING」が開業した。「芸術/文化の形成」と「地域の防災力強化」をテーマに、隣接する街区と共同で、アートとビジネスが交錯する芸術文化の拠点として整備してきた。建物はコアウォール免震構造による国内トップレベルの耐震性能を実現し、「ZEB Ready」認証取得などの高い環境性能も備えている。

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 戸田建設が東京都中央区京橋一丁目で開発を進めてきた超高層複合ビル「TODA BUILDING」が、2024年11月2日に開業した。開業に先立ち2024年11月1日に開催した記者発表会で戸田建設 代表取締役社長 大谷清介氏は「TODA BUILDINGは、戸田建設のブランドスローガンである『Build the Culture.人がつくる。人でつくる。』を体現する存在。多様な価値を生み出し続けるだけでなく、これから京橋の町とともに新たな文化を創出していきたい」と決意を述べた。

TODA BUILDING外観
TODA BUILDING外観 写真は全て筆者撮影

戸田建設の技術を象徴する「フラッグシップビル」

戸田建設 代表取締役社長 大谷清介氏
戸田建設 代表取締役社長 大谷清介氏

 TODA BUILDINGは、戸田建設の本社ビル建替えを契機に、隣接する永坂産業と石橋財団が事業者の「ミュージアムタワー京橋」と共同し、都市再生特別地区制度を活用した大規模プロジェクトとして開発。「まちに開かれた、芸術/文化拠点の形成」と「街区再編、防災力強化、環境負荷低減」を特区のテーマとして、それぞれで超高層複合用途ビルの建設を進め、2024年9月30日に竣工し、今回、開業を迎えた。

 大谷氏は「5代目の新本社ビルとしてTODA BUILDINGが竣工し、新たな一歩を踏み出した。本社の建て替えは100年に一度の大きな事業。先人たちの思いを現在、そして未来の従業員につなげるために、約20年前から計画を進めてきた」と説明。新たなビルは、多くの画廊や古美術商が軒を連ねる京橋という町の特性を生かし、隣接するミュージアムタワー京橋とともに、芸術文化の発展拠点としての役割も担うと話した。

 さらに「TODA BUILDINGは戸田建設の技術を象徴するフラッグシップビルとして、多くの革新的な技術を取り入れている」と紹介。コアウォール(連層耐震壁)免震構造を採用した国内トップクラスの耐震性能を実現するとともに、「ZEB Ready」認証を取得するなど高い環境性能も備えている。災害時には帰宅困難者の一時滞在施設として機能し、地域防災対応にも貢献する。

コンセプトは「人と街をつなぐ」
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