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竹中工務店と大林組が導入した「PLM」は建設業でも活用できる?:BUILTトレンドウォッチ(6)(1/2 ページ)
野原グループが運営する「BuildApp News(ビルドアップ ニュース)」とBUILTがコラボした本連載「BUILTトレンドウォッチ」では、建設DXの実現に向けた基礎知識から、法令動向、最新技術など、旬なキーワードをピックアップして解説します。
建設業では、AIやBIM/CIMの活用が広がっており、作業の効率化や生産性向上が図られるようになりつつあります。しかしまだ課題も多く、特に中小企業では従来の工程やフローから全く変化できていないケースが多いのが実情です。
そうした状況下で、主に製造業で製品のライフサイクル管理として活用されているPLM(Product Lifecycle Management)を建設業に応用する動きが出てきています。本記事では、PLMの概要や、建設業への応用、具体的な事例についてみていきましょう。
PLMとは
PLMは、製品のライフサイクル全体(企画、設計、計画、調達、製造、販売、廃棄)の情報を管理し、共有するという考え方です。システムとしても確立されており、PLMシステムを活用することで、設計と製造に関する次のような情報を効率的に共有することが可能です。
- 製品設計
- 要件管理
- CADデータ
- 開発スケジュール
- 原価
- 取引先情報
機能は製品によって異なるものの、自社の課題に合わせてカスタマイズできるものが多く、他の業務効率化システムと連携できるのが特長です。開発スケジュールの共有やコスト管理も可能なので、複数の部署やチームと共同のプロジェクトにあたる際にも役立ちます。
PLMとPDMの違い
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