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大規模木造建築で『ZEB』認証取得、無印良品の2店舗で:ZEB(1/2 ページ)
2024年秋に佐賀県と大分県で開業を予定する無印良品初の大規模木造店舗の本体工事が完了し、『ZEB』認証を取得した。良品計画によると、床面積2000平方メートル以上の大規模建築を木造化し、『ZEB』認証を取得するのは国内で初めて。
良品計画は2024年5月31日、2024年秋の開業を予定する無印良品初の木造店舗「(仮称)無印良品 唐津」(佐賀県唐津市)と「(仮称)無印良品 日田」(大分県日田市)の本体工事が完了し、『ZEB』認証を取得したと発表した。2店舗は、エヌ・シー・エヌが構造/環境設計を、良品計画の関連会社であるMUJI HOUSEが設計・施工を担った。
SE構法による大規模木造店舗を実現 省エネ/創エネにより「ZEB」取得
店舗の延べ床面積は、唐津店が2430平方メートル、日田店が2625平方メートルで、いずれも2000平方メートルを超える大規模店舗だ。無印良品の家でも採用している、耐震性の高い空間を設計可能な木造ラーメン構造「SE構法」を取り入れ、大型化を実現したという。
両店舗は、高性能断熱材を導入した木造の外皮と設備の高効率化により、室内の快適性を確保しながらエネルギー消費量を抑制する設計とした。さらに、屋根一面に太陽光発電パネルを設置し、蓄電池と組み合わせてエネルギーを自給自足することで、年間の一次エネルギー消費量が正味マイナスとなる『ZEB』評価を取得した。
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