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分譲マンション全戸で「断熱等級6」を標準化、野村不動産が第一弾物件を公開:ZEH
野村不動産は、今後販売する分譲マンション全戸で「断熱性能等級6」の物件を供給していく。また、2024年4月以降に建築確認申請を行った分譲/賃貸マンション全物件で、BELSに基づく省エネ性能ラベルを掲載する。
野村不動産は2024年5月24日、今後販売する分譲マンションについて、全戸「断熱性能等級6」の物件を供給すると発表した。また、省エネ性能ラベル表示の努力義務化に伴う対応として、2024年4月以降に建築確認申請を行った分譲/賃貸マンション全物件で、「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」に基づく省エネ性能ラベルを掲載する。
野村不動産では、2022年11月以降に着工した分譲マンションでZEH水準を原則化し、このうち約7割は低炭素建築物認定も取得している。今回採用する断熱性能等級6は、国の定める省エネ基準(断熱性能等級4)に対し2ランク、ZEH水準(断熱性能等級5)に対して1ランク高い仕様だ。高断熱化により、光熱費の削減やヒートショックの低減、室内の上下温度差の低減による居住空間の快適性の向上などにつなげる。
断熱性能等級6対応の第1号物件は、神奈川県横浜市神奈川区の「プラウド横浜新子安」。地上6階建てで、全64戸。施工は木内建設で、竣工は2025年6月下旬の予定だ。
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