デルタ電子が2024年に国内展開 AI搭載の監視カメラで可能になる属性検索の“ディープサーチ”:ビルセキュリティ(1/2 ページ)
デルタ電子は、2017年にデルタグループに加わったVIVOTEKが開発したクラウド型監視カメラサービス「VORTEX」を2024年1月に日本での販売を開始する予定だ。一般的なクラウド型カメラの機能性に加え、カメラ本体とクラウドの連携で、指定したターゲットの検出や追跡が実現する。
デルタ電子は、AIを搭載したクラウド型監視カメラサービス「VORTEX(ボルテックス)」を2024年1月に日本での導入提案を予定している。
VORTEXは、2017年にデルタグループとなり、デルタビルディングオートメーション事業に参画する「VIVOTEK(ビボテック)」がの高度な検知/検索の機能を備えたソリューションだ。今回は発売に先立ち「CEATEC 2023」(2023年10月17〜20日開催、幕張メッセ)で披露されたVIVOTEKのAIを搭載した施設やビルの管理や警備に有効な監視カメラとしての機能を紹介する。
防犯用途に向けた各種機能をカメラ本体に搭載
VIVOTEKで使われるカメラには、本体にインターネットへの接続機能を搭載し、電源もネットワークで供給される。そのため、屋外/屋内を問わず、ネットワーク回線を接続するだけで柔軟な設置が可能だ。ちなみに、設置するカメラとしては、ドーム型、パレット型、全方位型などがあり、目的や設置場所に応じて選べる。
VORTEXの特徴は、監視する現場に設置するカメラとクラウドが連携し、高度な監視セキュリティ機能をカメラ本体のAIで可能にする。カメラ内のAIが処理した結果とクラウド上に蓄積された各カメラからのデータで、高度かつ効率的な監視と検索が実現している。
カメラに搭載しているAIの機能としては、人や車両、徘徊を検出する。他のネットワークカメラのサービスは、こうした検出をクラウド上で行うことが多いが、VORTEXでは、カメラ側だけで行う。
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