写真でみる「麻布台ヒルズ」 高さ日本一、次世代の“ヒルズ”の全貌を見に行った:都市機能が集積するコンパクトシティー誕生(3/5 ページ)
1989年に市街地再開発事業として開発がスタートした麻布台ヒルズがついに開業。オフィス、住宅、ホテル、商業施設、文化施設、予防医療センター、インターナショナルスクールなど、多様な都市機能を複合したコンパクトシティーを形成することで、東京の国際力強化に貢献する。
A〜Dの4エリアに分かれる低層棟「ガーデンプラザ」のBエリアの4〜5階には、日本初かつ最大規模となるベンチャーキャピタル(VC)の拠点「Tokyo Venture Capital Hub」が入る。独立系VCとコーポレートVCが集い、スタートアップの成長に欠かせないリスクマネー供給の拠点として日本経済活性化の起爆剤となることを目指す。
他にも、現在建設中のレジデンスBにもワークスペースが用意される計画だ。
3つのエリアに分散して、さまざまな住まいを提案
麻布台ヒルズの住宅占有面積は18万2800平方メートル。総数1400戸の住宅が、3つのエリアに分散している。
2つの高層タワー「レジデンスA/B」は、森ビルがこれまで積み上げてきたノウハウが凝縮した空間となっている。インテリアデザイナーには、シンガポール人建築家スー・K・チャン氏(A棟)と、イタリア人建築家マルコ・コスタンツィ氏(B棟)を迎えた。また、A棟の低層階(1〜13階)には、世界でラグジュアリーホテルを手掛けるアマンの新ブランド「JANU(ジャヌ)」の世界第一弾となる、「ジャヌ東京」が2024年2月にオープンする予定だ。
森JPタワーの最上部(53〜64階)には、アマンがプロデュースする「アマンレジデンス東京」を開設。ガーデンプラザBの6〜8階には、低層住宅「ガーデンレジデンス」が用意されるなど、バラエティに富む構成となっている。
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