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品質・安全性・生産性の3つの観点から、自律走行式やEV化など次世代につなぐ建機開発に挑む「酒井重工業」:第5回 建設・測量生産性向上展(1/3 ページ)
製品を展示してただ見てもらうというスタイルではなく、会話を通して自社の取り組みのコンセプトへの理解を深めてもらえるような構成となった「第5回 建設・測量生産性向上展」での酒井重工業の展示ブース。
「第5回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2023)」(会期:2023年5月24〜26日、幕張メッセ)での酒井重工業のブースは、他社とはやや趣の異なる展示構成だった。酒井重工業は、1918年創業の老舗建設機械メーカー。土工用振動ローラや舗装用ローラなど、数多くの機械を製造・販売する同社の比較的広いブースに出品されていた建機は、小型のロードローラ1台だけだった。
次世代につなぐ製品開発コンセプト「Smart Compaction Tryangle」
ブース担当者は、展示の狙いを「会話を通して顧客と接点を持ちながら、当社の想いや新製品を紹介するという考えを反映した。そのため、あえて物を置かず、映像やパネルなどを中心とした構成にした」と説明した。
今展を通して、酒井重工業が会話を通して伝えたい想いとは、「Smart Compaction Tryangle」。「品質(Quality)」「安全性(Safety)」「生産性(Productivity)」の3つの観点から、次世代につなぐ製品として開発を進めるICT(次世代技術)を表すコンセプトだ。
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