ニュース
BIMはゼネコンだけじゃない!アトリエ系設計事務所が国交省モデル事業で挑んだ意匠・構造・設備のArchicad連携:Building Together Japan 2022(5/5 ページ)
BIMの恩恵を受けられるのは、大規模建築物を扱うゼネコンだけではない!久保田章敬建築研究所の国土交通省BIMモデル事業への取り組みから、中小規模建築物の設計に携わるアトリエ系設計事務所でのBIM活用の実例を紹介する。
さらに崔氏は、BIMの効率的な運用ができていないことも課題だとする。「BIMデータの作成方法は想像以上にたくさんある。そのなかには効率的なつくり方だけでなく、不便なつくり方も存在している」としたうえで、効率的にBIMを活用するためには業務手順を最適なかたちで保つ標準化がかかせないとの持論を展開した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Building Together Japan 2022:【Report】ソフトベンダーからソリューションプロバイダーへ!進化を遂げるグラフィソフトジャパンのBIMアップデート
グラフィソフトジャパンは、2023年度のアップデートで、Archicad、BIM cloud、BIMxのBIM関連製品と、Graphisoft Forward、Graphisoft Learn、Graphisoft Communityの3つのサービスを両輪に、「BIMソフトベンダー」を超え、ユーザーがBIM活用の実現までをサポートする「BIMのソリューションプロバイダー」へと進化することを掲げている。 - Building Together Japan 2022:「Building Together Japan 2022」全体概要レポート BIMに関わる20余りのセッションを展開
グラフィソフトジャパンは、大規模オンラインイベント「Building Together Japan 2022」を開催し、「Archicad」の最新版プレゼンをはじめ、BIMに関する総計20ものセッションが繰り広げられた。 - 電子ブックレット(BUILT):竹中工務店の設計・施工がシームレスにつながる“オープンBIM”「Building Together Japan 2020」注目講演まとめ
ウェブサイトに掲載した記事を印刷しても読みやすいPDF形式の「電子ブックレット」にまとめました。無料のBUILT読者会員に登録することで、ダウンロードすることができます。今回のブックレットは、グラフィソフトジャパンの製品やソリューション、ユーザー事例などを幅広く紹介したオンラインイベント「Building Together Japan 2020」で注目を集めた講演のまとめです。 - Building Together Japan 2020:オープンBIMを成功に導く、BIM人材の育成手法とBIMモデルの更新
竹中工務店は、GRAPHISOFTのオンラインイベント「Building Together Japan 2020」で、「オープンBIMによるモデル構築と作業所における利活用」のテーマで講演を行った。登壇した生産本部 生産BIM推進グループ グループリーダーの山崎裕昭氏は、BIMの活用には正確性を追求するための“更新”が必須であり、そのためにはBIM対応の人材を確保・育成する必要があるとした。また、協力会社やサブコントラクターとともに、オープンBIMとして連携するには、IFCの理解が不可欠と説いた。 - Building Together Japan 2020:作業プラットフォームとして機能拡張した“Archicad”で広がる「BIMの木」
梓設計は、GRAPHISOFTのオンラインイベント「Building Together Japan 2020」で、「設計者をつなぐBIM」のテーマで講演を行った。梓設計によれば、設計効率的なワークフローを実現するBIMでは、設計者、経験、技術の3つがつながり、スピードや品質が向上するという。