【Report】ソフトベンダーからソリューションプロバイダーへ!進化を遂げるグラフィソフトジャパンのBIMアップデート:Building Together Japan 2022(2/5 ページ)
グラフィソフトジャパンは、2023年度のアップデートで、Archicad、BIM cloud、BIMxのBIM関連製品と、Graphisoft Forward、Graphisoft Learn、Graphisoft Communityの3つのサービスを両輪に、「BIMソフトベンダー」を超え、ユーザーがBIM活用の実現までをサポートする「BIMのソリューションプロバイダー」へと進化することを掲げている。
さらなる使いやすさを追求した「Archicad 26」
まず、「ソフトが前面に出ない、ユーザーの使いやすさを第一に考えた仕様」についてはペーテル氏と飯田氏が取り上げたのが、2022年10月に日本国内で日本語バージョンをリリースした「Archicad 26」だ。
最新バージョンに付されたキャッチフレーズ「STAY FOCUS, DESIGN MORE.」についてペーテル氏は、「付加価値の高い作業にユーザーの時間を使い、それ以外はソフトウェアに任せるソフトになった」と自信を示した。
飯田氏は、Archicad 26のアップデートの柱を「デザイン、ドキュメンテーション、ビジュアリゼーション、コラボレーション機能の改善による利便性の向上と、それらのバランスを考慮しながら最大限の効率化を実現するパフォーマンス性の向上」としたうえで、それぞれの柱について、次のように説明した。
まず「デザイン」面。数あるアップデート項目から飯田氏が特に強調したのが、属性情報を持たせたファイル管理機能だ。ユーザーからの実装への要望の多かった機能で、これによりプロジェクトデータの効率的な運用が期待されるという。
他にも飯田氏は、国内の最新デザインのシステムキッチンやユニットバスのオブジェクトを新たにジェネリックオブジェクトに追加したことを取り上げ、「まるでカタログを見ながらデザインする」というUXを得られるとした。
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