調査リポート
大学生1000人に「建設業界のイメージ」を野原HDが独自調査 志望学生は15.6%のみ、建設DXの存在感も薄い:調査レポート(1/2 ページ)
野原ホールディングスは、大学生1000人を対象に、建設業界に対するイメージ調査を実施した。調査結果では、志望意向のある大学生はわずか15.6%にとどまり、業界内で活況となっている「建設DX」の存在感も薄い結果となった。
野原グループの野原ホールディングスは、2024年卒の就職活動解禁日が3月1日に迫るのを前に、全国の大学生1000人に対し、インターネット調査による「建設業界イメージ調査」を実施し、2023年2月末に公開した。
<調査結果のトピックス>
■建設業界では、デジタル技術の積極的な導入をはじめとする「建設 DX」の動きが活況だが、学生にとってはその印象も薄く、建設業界への志望意向は 15.6%
■建設業界のマイナスイメージとして挙がっている「働き方や給与(待遇)」の改善が、学生にとって魅力的に映る業界となるための一歩
建設業界への志望は全体のわずか「15.6%」
調査結果によると、建設業界では、デジタル技術の積極的な導入をはじめとする「建設DX」の動きが活況にあるが、学生にとってはその印象も薄く、建設業界への志望意向は、て、「受けるかもしれない」(13.4%)に「受けようと思っている」(2.2%)を含めても、15.6%しかなかった。
建設業界は特に理系(建設系)の採用に重点を置いているため、理系学生に限って集計したところ、さらに志望度が低く、「受けようと思っている」「受けるかもしれない」の合計は14.1%、「受けるつもりはない」が73.3%だった。
学生が抱いている建設業界でどのような仕事をするかのイメージは、「技能工・技術職(職人)」「施工管理(現場監督)」が上位に。建設現場で働く職業という印象が強いと推測される。
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