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安藤ハザマとミライト・ワン、トンネル内のローカル5G検証で有効性確認ローカル5G

安藤ハザマとミライト・ワンは共同で、ローカル5Gの品質検証および開発した低遅延カメラによる映像処理の高速化検証を実施した。北海道新幹線、後志トンネル(天神)他工事の坑内において有効性を確認した。

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 安藤ハザマとミライト・ワンは共同で、2022年11月19日と20日にローカル5Gの品質検証および開発した低遅延カメラによる映像処理の高速化検証を実施した。北海道新幹線、後志トンネル(天神)他工事の坑内において実施した結果、いずれの検証も有効性を確認した。

 今回の検証はトンネル施工における省人化と安全確保の両立を目的として、ローカル5GとWi-Fi6とでスループットなどを比較検証したほか、トンネル内で遮蔽物なし・ありで環境を大別し、基地局から移動局を離し、各地点で電波伝搬の測定、低遅延高精細映像の伝送確認を実施した。

 ローカル5Gの移動局と基地局間の距離を100m間隔で離して電波強度、スループット、遅延時間を測定した結果、電波強度も極端に減衰することはなく、スループット、遅延時間も良好な値が確認できた。

基地局(ローカル5G、Wi-Fi6)
基地局(ローカル5G、Wi-Fi6) 出典:安藤ハザマのプレスリリース
電波測定の模様
電波測定の模様 出典:安藤ハザマのプレスリリース

 また、コニカミノルタが開発した低遅延カメラと各無線方式を組み合わせた構成を用いて映像伝送の遅延時間を測定し、高精細映像の転送時間の短縮状況を検証した。

コニカミノルタの低遅延カメラ
コニカミノルタの低遅延カメラ 出典:安藤ハザマのプレスリリース

 その結果、カメラと映像を受信・表示するディスプレイが400メートル離れていてもカメラの撮影からディスプレイへの表示にかかる遅延を100ミリ秒以下に抑え、4Kの高精細映像を伝送できることを確認できた。

 両者は今回の検証結果を受け、トンネル施工のDX化に取り組み効率的で安全性の高いソリューションを実現するとともに、他の閉鎖空間での施工にも適用する技術開発に取り組み、2025年の実用化を目指すという。

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