三菱地所とミサワホームと東京建物、新松戸駅東側で土地区画整理事業:プロジェクト
三菱地所レジデンス、ミサワホーム、東京建物は、新松戸駅東側地区土地区画整理事業において立体換地建築物保留床の取得等に関する協定を締結した。
三菱地所レジデンス、ミサワホーム、東京建物は2022年12月20日、千葉県松戸市施行の新松戸駅東側地区土地区画整理事業において立体換地建築物保留床部分取得事業者として立体換地建築物保留床の取得などに関する協定を締結した。
3社は、事業地内における住宅・商業部分の保留床を取得・開発し、住宅を中心に、商業施設や医療モール、子育て機能、教育・文化機能を併せ持つまちづくりを行う。さらに防災・防犯を強化し、安全・安心で持続可能性の高い生活拠点の実現、人々が交流しつながることができる仕組みづくりを目指すという。
「松戸市都市計画マスタープラン」では、駅周辺という特性を生かして高度利用や商業機能の誘導を図り、広域的な交流拠点として商業機能を中心に整備すべき地区の一部、「松戸市立地適正化計画」では、居住誘導区域かつ都市機能誘導区域として多様な世代の人口の定着を図りながら高齢者・障がい者向け機能や子育て機能、教育・文化機能、地域型商業機能などの誘導・充実を図る地区の一部と位置付けられている。
想定される立体換地建築物の敷地面積は7124平方メートル、構造・規模は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上14階建、建物延べ面積3万5848平方メートル。事業期間は2019年8月〜2029年3月を予定している。
同エリアは、道路などの交通基盤整備が不十分な上に、駅前に小規模宅地が密集しているなど、いくつかの地域課題を抱えている。課題解決として、同地区におい住宅を中心とした土地利用を形成し、さまざまな機能を併せ持つまちづくり、さらに災害に強く、安全・安心で持続可能性の高い生活拠点の実現のため、松戸市を施行者とする土地区画整理事業を行っている。
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