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大阪・中央区「本町四丁目プロジェクト」が大成建設の設計・施工で着工、26階建て高層棟と14階建てホテルを建設:プロジェクト
大成建設は、「(仮称)本町四丁目プロジェクト」の新築工事に着手した。工事は老朽化したオフィスビルの更新とともに、隣地の学校施設の更新を1つの複合建築物として建て替えを行う予定だ。
大成建設は2022年11月15日、「(仮称)本町四丁目プロジェクト」の新築工事に着手したと発表した。プロジェクトは老朽化したオフィスビルの更新と、隣地にある相愛学園の体育施設などとの更新を、1つの複合建築物として建て替えを行う共同化プロジェクトとなる。
約4400坪の賃貸オフィスと学校の高層棟と14階建て都市型ホテル
物件は、地上26階建ての鉄骨造、RC積層構造。高層棟については免震構造で、2026年3月の竣工を予定している。総延べ床面積は約4万5480平方メートル、総敷地面積は約3300平方メートルを誇り、約4400坪の賃貸オフィスや学校の合築となる地上26階建ての高層棟と、約200室の都市型ホテルとなる地上14階建ての中層棟で構成。
工事は、同社が所有している大阪第二有楽ビルの建て替えに伴い実施する。計画地は御堂筋本町北地区地区計画区域内に位置し、大阪メトロ御堂筋線や四ツ橋線、大阪万博の開催地となる夢洲まで延伸が予定されている中央線「本町」駅にも直結している好立地。グローバルビジネス拠点や関西圏の観光拠点としても、高い交通利便性を有しているのが特徴だ。
施設には、御堂筋のにぎわいを裏通りまで引き込む貫通通路や建物内部から御堂筋へとあふれていく低層階のにぎわい施設を整備。新しいにぎわいを形成し、歴史ある街並みを受け継ぎつつ、次世代の御堂筋にふさわしい施設を目指すとしている。
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