埼玉県久喜市で延べ2万m2の物流施設が竣工、三菱商事都市開発：リテール＆ロジスティクス

三菱商事都市開発は、埼玉県久喜市で開発を進めていた物流施設「MCUD久喜I」が竣工したことを公表した。

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　三菱商事都市開発は、埼玉県久喜市で開発を進めていた物流施設「MCUD久喜I」が2022年11月30日に竣工したことを同日に発表した。

JR宇都宮線「東鷲宮」駅から徒歩約15分の場所に位置

　開発地は、鷲宮工業団地内に位置し、圏央道と東北自動道が交差する「久喜白岡ジャンクション（JCT）」の交通利便性を生かし、首都圏だけでなく北関東や東北方面への広域配送拠点としても使える。周辺には、多くの住民が住んでおり、最寄りのJR東北本線「東鷲宮」駅から徒歩圏内に開発地はあり、労働力を確保しやすい。

　MCUD久喜Iは、RCSS造（一部S造）地上3階建てで、テナント区画を最大2分割することができる。建物では、4基の垂直搬送機や2基の荷物用エレベーターを倉庫中央に設置することで、上下階移動を容易にし、施設の運用をサポートしている。さらに、労働人員の増員にも対応する広い事務所スペースを設けた。

「MCUD久喜I」の外観　出典：三菱商事都市開発プレスリリース

　環境配慮に関して、建物に太陽光発電設備を配置し、施設内設備の省エネ化と環境負荷軽減を実現している。太陽光発電設備は、施設内に取り付けられた照明などの使用電力に対応する電力を発電し、消費するエネルギーをネットゼロにすると同時に快適な室内環境を達成する。

　こういった取り組みにより、ZEB認証制度の最高評価「ZEB」やCASBEE建築評価認証の最高評価「Sランク」を取得した。

MCUD久喜Iの概要

　MCUD久喜Iは、RCSS造（一部S造）地上3階建てで、延べ床面積は約2万8157平方メートル。所在地は埼玉県久喜市桜田5丁目2-1で、敷地面積は約1万4343平方メートル。アクセスは、JR宇都宮線：「東鷲宮」駅から徒歩約15分で、東北自動車道「久喜IC」から約5.5キロで、首都圏中央連絡自動車道「幸手IC」から約6.3キロのエリアに位置する。設計・施工は清水建設が担当し、竣工は2022年11月30日。

「MCUD久喜I」の周辺地図（左）と外観（右）　出典：三菱商事都市開発プレスリリース