東急建設が賃貸不動産の新ブランド「TQ」新設、ゼネコンオーナーの安心と信頼を提供:産業動向
東急建設は、「TOP QUALITY すべての空間に、イノベーションを。」をコンセプトとする新たな賃貸不動産のブランド「TQ(ティーキュー)」を立ち上げた。
東急建設は、保有する賃貸不動産のブランド「TQ(ティーキュー)」を立ち上げ、ブランドサイトを2022年10月25日に公開した。
快適性・機能性・デザイン性、安心と信頼、環境対応を提供する賃貸不動産
TQは、「TOP QUALITY すべての空間に、イノベーションを。」をコンセプトに、総合建設会社の特性を生かし、快適性・機能性・デザイン性、安心と信頼、環境対応を提供する賃貸不動産ブランド。2030年を到達年とする東急建設グループの長期経営計画“To zero,from zero.”で掲げる3つの提供価値「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」を具現化する不動産賃貸事業の柱と位置付ける。
ブランドロゴは、TQ(高い品質の追求)とスピード、流れ、階段を表現しており、時代の流れに乗って、柔軟に、着実に、一歩ずつ高い品質を追い求めるという意味が込められている。
建設事業で築いた技術やノウハウと、数多くの不動産開発プロジェクトの実績を生かし、洗練された安心・快適な空間を提供。「『建てる』を超え、未来を生み出す。」のボディーコピーを検討し、『建てる』の変革から、自社の変革(イノベーション)だけでなく、顧客の変革もサポートする立場で、高い品質を追求した不動産の展開ていく。
TQの特徴は、快適性・機能性・デザイン性、安心と信頼、環境対応の3つ。このうち、快適性・機能性・デザイン性は、先進の設備を取りそろえた洗練された室内スペースは、最上質の快適性・機能性・デザイン性を追求する。例えばオフィスとしての利用では、執務スペースには、直ちにビジネスを開始できるインフラ設備を完備し、社内ミーティングから取引先との商談までも対応可能な会議室を用意する。
安心と信頼では、オーナーがゼネコンという利点を生かし、室内スペースだけに限らず、専有部や共用部だけでなく、ビル全体の見えにくい部分までビル全体の隅々まで、健全な管理で資産を見守る。
近年、注目されている環境対応については、カーボンゼロに挑戦する「脱炭素」、循環型社会に向けて推進する「廃棄物ゼロ」、CO2の抑制で大規模な自然災害を発生させない「防災・減災」の3つを主軸に、社会の課題解決に貢献する事業構築を目指す。TQビルでも将来に向け、先進の環境技術やデジタル技術を積極的に採用し、環境に関するイノベーションを実装していく。
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