調査リポート
「後継者を決めていないが6割超」エヌエヌ生命保険が中小建設業の経営者に独自調査:調査レポート(1/2 ページ)
エヌエヌ生命保険は、建設業を経営する全国の中小企業経営者1100人に、事業承継の実態について調査した。調査結果では、事業承継で会社を受け継いだ回答が半数以上に上った一方で、現時点では今後、経営の継続が難しくなった場合の後継者を決めていないが6割を超える実態が明らかになった。
エヌエヌ生命保険は、建設業の中小企業経営の実態を把握するため、2022年8月上旬に従業員300人未満の中小建設業の経営者1100人を対象とする調査を実施し、調査レポートを2022年9月8日に公表した。
建設業の経営者になったきっかけは、「事業承継」が半数以上
調査結果によると、会社経営者になったきっかけについて聞いたところ、「事業承継」が半数以上(55.6%)で、「起業」(44.4%)を上回った。「事業承継」のなかでは、「親から」の事業承継が最多の約7割(69.0%)、次いで「親族以外から」の事業承継が16.0%だった。
また、建設業の会社経営者になったきっかけについて、総務省の「日本標準産業分類」に基づいた事業詳細別では、「事業承継」の回答率は「舗装工事業」(91.7%)が9割を超え、「起業」は「建築リフォーム工事業」(68.7%)が最も高い結果。
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