野村不動産が「福島駅東口地区第一種市街地再開発事業」に参画:プロジェクト
野村不動産は、福島駅東口地区市街地再開発組合が進める「福島駅東口地区第一種市街地再開発事業」に正式に参加組合員として本再開発事業に参画することを発表した。
野村不動産は、福島駅東口地区市街地再開発組合が進める「福島駅東口地区第一種市街地再開発事業」で、2022年6月8日に福島県に事業計画変更の認可を受け、正式に参加組合員として本再開発事業に参画することを発表した。
同地区は、JR東北本線「福島」駅東口の駅前に位置し、交通と賑わいの拠点、行政の中心地とされる。隣接地には、2021年4月に福島県立医科大学が保健科学部を開校している。
また、福島市の「都市マスタープラン」では、同地区を、都市基盤の整備や土地の高度利用を促進し都市機能の充実と交流人口の拡大を図るべき地区とし、医療・福祉・商業施設などのサービスの効率的な提供が図れる区域としている。さらに、「立地適正化計画」の「都市機能誘導区域」にも位置付けられている。
同事業は、商業・公益(ホール)、オフィス・ホテルの複合棟、住宅棟、駐車場棟の3棟で、施行区域面積は約2.0ヘクタール、「持続性のある賑わい」拠点づくりを目指し、4つの共創空間を整備予定だ。
「にぎわい空間」では、福島駅前のランドマークとなり、自然と賑わいの生まれる建築を目指す。福島駅前通りをシンボルストリートとし、商業機能の配置により歩行者による賑わいを創出するという。
「つどい空間」では、大学と連携した学術会議やコンサートなどを創出し、市民の文化芸術活動の促進を目指す。
「いこい空間」では、「幅広い世代が日常的に街を楽しみ、いこいの場となるパブリックスペース」を創出し、各機能との連携と、効果的な動線計画により、同地区の回遊性の向上を目指す。
「すまい空間」では、「まちなか」居住を促進する108戸の分譲住宅を提供し、安心、快適を支える生活利便施設や駐輪場を整備する。
多用途の連携により利便性の向上を目指し、また駅前広場や駅前通り商店街に面した共用空間によりまちなかへの対流を促し、街全体の回遊性強化に貢献する。
今後は、2022年7月に解体工事着手、同年年9月に権利変換計画認可を取得。その後は、2023年度に着工、2025年に度完工、2026年度にグランドオープンという予定だ。
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