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三井ホームがテレワークしやすい戸建て住宅の新タイプを発売、ラナイやガレージを設置製品動向(2/2 ページ)

三井ホームは、環境意識の高まりや多様化する暮らしのニーズに対応する戸建て住宅のタイプ「IZM」を2022年4月27日に販売開始した。IZMの販売エリアは沖縄を除く全国で、年間売上目標は200棟。

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屋根のかかった大型バルコニーのラナイ

 ボーダーレスなライフデザインでは、建物に「ダイニングラナイ」「オープンラナイ」「ガレージキャビン」「ワークスタジオ」「パウダー&ランドリー」「リフレッシュスタジオ」を設けた。

 ダイニングラナイは、屋根のある屋外スペースで、家具とキッチンを常設し、準備不要で外での食事や作業が行え、オープンラナイは樹木の成長を楽しめる屋根のないオープンガーデンで、隣地からの視線を防ぐPRIVACY WALLにより、プライバシーを確保している。


「ダイニングラナイ(左)」と「オープンラナイ(右)」のイメージ 提供:三井ホーム

 ガレージキャビンは、ガレージから直接アクセス可能で、アウトドア用品の収納に適したスペースとなっており、リモートワークの場としても役立つ。ワークスタジオは、リモートワークの拠点となる個室で、部屋にバルコニー「スカイラナイ」を配置し、スカイラナイに出て立ち姿勢でメールチェックでき、気分転換しながら働ける。


「ガレージキャビン」のイメージ 提供:三井ホーム

「ワークスタジオ(左)」「スカイラナイ(右上)」「リフレッシュスタジオ(右下)」のイメージ 提供:三井ホーム

 パウダー&ランドリーは、バルコニー「バスラナイ」を配置し、バスラナイはスカイラナイに接続しており、外干しと室内干しもしやすい他、脱ぐ、洗う、乾かす、しまうに対応している。リフレッシュスタジオは、リモートワークで固まった体をほぐすのに適し、アイデア出しにも使える。

 木を生かしたサステナブルデザインでは、ツーバイフォー工法を進化させた三井ホームの「プレミアム・モノコック構法」を導入した。

 プレミアム・モノコック構法は、高耐震性や高気密性、高断熱な性能を備えることで、大開口や大きな吹き抜けがある大空間でも、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準を満たし、住宅性能表示制度の最高等級である「断熱等性能等級5」と「一次エネルギー消費量等級6」に標準対応している。

 加えて、大容量の太陽光発電システムといった創エネ設備や蓄電システム、V2Hなどとの連携にも応じる。


三井ホーム 執行役員 営業推進部長 吉田晋也氏 提供:三井ホーム

 三井ホームの吉田氏は、「IZMの販売エリアは沖縄を除く全国で、年間売上目標は200棟だ。価格は1坪当たり約100万円で、IZMの延べ床面積は56.7坪なため5670万円程度を見込んでいる」と述べた。


「IZM」のプロトプランにおける1階(左)と概要(右) 提供:三井ホーム

「IZM」のプロトプランにおける2階(左)とロフト(右) 提供:三井ホーム

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