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オンライン会議や集中作業で需要が急増、空きスペースに設置するだけで使える個室ブース「PRIVATE BOX」第6回 ジャパンビルド−建築の先端技術展−(2/2 ページ)

コロナ禍を受けて需要が高まる個室ブースに対し、日東工業はinstabaseや構造計画研究所と共同で、個室ブースの予約と料金の支払いから入退出の管理までを連携する仕組みを構築した。

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空きスペースに設置するだけでブースの利用収益を得る

 会場では、日東工業の個室ブースを軸に、ブース予約やWi-Fiを介したスマートキーを組み合わせるソリューションも紹介。公共スペースや空きテナントなどのオープンなスペースに設置したPRIVATE BOXを一般の利用者に貸し出して、利用料金を得ることも想定される。

 利用者が、PRIVATE BOXの利用予約と料金の支払いを行う際は、レンタルスペースの予約事業を手掛けるレンタルスペース予約Webサイト「instabase(インスタベース)」で行う。instabase上でブースを予約し料金を支払うと、PRIVATE BOXを利用するための暗証番号を発行。その後、利用者は予約したPRIVATE BOXに出向き、暗証番号でPRIVATE BOXのドアを開いて利用するまでが一連の流れ。

 暗証番号でPRIVATE BOXのドアを解錠する仕組みは、構造計画研究所のWi-Fi型スマートロックシステム「RemoteLOCK(リモートロック)」の仕組みを用いている。


PRIVATE BOXのドアに設置された構造計画研究所のRemoteLOCK。暗証番号だけでドアの解錠ができる

 PRIVATE BOXは、ブースとして組み立てられた状態で設置スペースに搬入するタイプと、パーツ単体で設置場所に運び現地で組み立てるタイプがある。2種類の使い分けで、設置時に搬入ルートや経路の広さなどを気にせずに済み、さまざまなワークプレースに設置できるメリットがあり、今後さらに個室ブースの利用を広げていく可能性がある。


PRIVATE BOXのドアに設置された構造計画研究所のRemoteLOCK。暗証番号だけでドアの解錠ができる
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