NTT東日本らが神奈川県・横須賀市でe-Sportsを学べるICT施設を開業:プロジェクト(1/2 ページ)
NTT東日本グループのテルウェル東日本、NTT東日本、NTTe-Sportsは、横須賀市若松町のNTT東日本 横須賀別館ビルで、「保育・学び・ワーク・コミュニティー」をテーマとしたICT施設「スカピア」を開業した。
NTT東日本グループのテルウェル東日本、NTT東日本、NTTe-Sportsは、神奈川県横須賀市のICT人材育成と生活利便性向上の推進を目的に市内で開発を進めていたICT施設「スカピア」を2022年4月1日に横浜市内でオープンした。
開業に先立ち、同年3月31日には、記者向けのオープンセレモニーと内覧会を開いた。会場では、テルウェル東日本 代表取締役社長の谷誠氏、NTT東日本 執行役員 神奈川事業部長 中西裕信氏、NTTe-Sports 代表取締役 大森吉雄氏、横須賀市 上地克明市長があいさつとスカピアの概要を紹介した後、内覧会を行った。
e-Sportsの学習や多様な習い事の体験が可能
テルウェル東日本の谷氏は、「横須賀市、NTT東日本、NTTe-Sportsの3社は、2020年10月に横須賀市の地域活性化を目指した連携協定を締結し、都市型スポーツ※1やe-Sports※2の定着でコミュニティーの形成と観光の活性化に向けたインフラ整備を進めている。こういった取り組みで完成した第1号物件がスカピアだ。スカピアでは、e-Sportsの学習や多様な習い事を体験可能な他、児童に高水準の教育を提供する」と話す。
※1 都市型スポーツ:BMXやスケートボードなど、街中でも楽しめ、若い世代を中心に人気の新興スポーツの総称。
※2 e-Sports:Electronic Sportsの略称で、複数のプレイヤーで対戦されるビデオゲームを、スポーツや競技として捉える際の名称。
NTT東日本の中西氏は、「当社では、テルウェル東日本やNTTe-SportsといったNTT東日本グループの企業とともに、通信だけでなく地域の困りごとに対応し、地域活性化に取り組んでいる。一方、横須賀市とは3社連携協定のもと、観光周遊のICT基盤整備やe-Sports大会開催支援などの施策を展開し、今回は当社が保有するビルでスカピアを開設した」と語った。
NTTe-Sportsの大森氏は、「スカピアは、当社が保有するe-Sportsのコンテンツを用いて地域を盛り上げられないかという意見を基に施設の開発について話し合いがスタートした。スカピアでも扱うe-Sportsは、近年急速にユーザーが増えており、教育や健康増進への効果も期待されている」と述べた。
横須賀市の上地市長は、「横須賀市では、スカピアが、子供からから大人まで幅広い世代の人が訪れる新たな交流の場となることを期待している。加えて、子供たちが、さまざまなことに触れられ、将来の選択肢を広げられる場として、スカピアには発展してほしい」とコメントした。
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