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自動配送ロボやドローン、音楽を用いた4つの5G事業を採択、サムライインキュベート:5G(3/5 ページ)
東京都が推進する「5G技術活用型開発等促進事業」で、2021年8月からスタートアップを支援するプロモーターとして採択されたサムライインキュベートは、最長3カ年度の長期サポートで、5Gイノベーションの街中実装と事業化を推進するアクセラレータプログラム「GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO」を主催し、今回のプログラムで採択された4社のスタートアップを発表した。
宅配会社のスタッフが頭を抱える負担を軽減
遠隔操作ロボットによるキャンバス内配送では、東京都八王子市の東京都立大学 南大沢キャンパスで、LOMBYを使用し、宅配会社が校舎の正門に運送した荷物や学内カフェテリアが提供する商品を校内の教職員と学生に運ぶ。東京都立大学の芳賀敦氏は、「東京都立大学の南大沢キャンパスは、広大な敷地なため、職員への荷物の運搬などが宅配会社のスタッフに負担になっている。こういった問題を、5GによるLOMBYの遠隔操作で解消したい」と強調した。
非対面での屋内外物流では、東京都千代田区の複合施設「常盤橋タワー」と広場「TOKYO TORCH Park」でユーザーにより注文された商品を、常盤橋タワー内の店舗からLOMBYで配送する他、常盤橋タワー内のエレベーターとLOMBYを連動し、複数階の移動を実現する。三菱地所の花岡氏は、「今回の実証では、常盤橋タワーとTOKYO TORCH Parkで、LOMBYやエレベーター、多様なロボットを連携し、ロボットの業務を増やして、ロボットの社会実装につなげていく」と言った。
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